□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】
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□■　天木直人のメールマガジン２０１６年２月１０日１２５号
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　　産経に「米中均衡外交に決別」と書かれた朴大統領の不明

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　きのう２月９日の産経新聞が書いた。

　韓国は米中均衡外交から決別したと。

　その記事の要旨はこうだ。

　韓国の朴槿恵政権は、中国が反対する米国の最新鋭地上配備迎撃システムである高高度（私がよく書き間違えるからといっても、これは間違いではない。高度よりさらに高度な高高度という意味である）防衛ミサイル（ＴＨＡＡＤ）の韓国配備に向けて大きく舵を切った。今回の北朝鮮のミサイル発射強行で、朴政権が展開して来た「米中均衡外交」が破綻した形だ。今後、歴史問題で停滞していた日本との安全保障協力も進展する可能性が高い。

　私は、産経の個の記事が書くように、このまま韓国と言う国が日米韓軍事同盟最優先に突き進むとは思わない。

　韓国国民がそれをあっさりと容認するとは思わない。

　しかし、あの産経新聞にここまで書かれてしまっては、朴槿恵大統領もお終いだ。

　その不明を恥じなければいけない時が来ると思っている（了）


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編集・発行：天木直人

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