□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】
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□■　天木直人のメールマガジン２０１６年２月９日１２３号
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　　やはばやと甘利大臣を辞めさせた安倍・菅暴政の一本勝ち

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　甘利大臣が贈収賄疑惑で電撃辞任した時、私は書いた。

　これで甘利疑惑問題は終わったと。

　疑惑追及は続き、たとえ関係者の訴追まで発展しても、政治的には何も影響は出ないだろうと。

　国民がもはや関心を持たないからだ。

　そして、その通りになった。

　なぜか。

　疑惑追及の本人が国会から消えたからだ。

　そして安倍・菅暴政政権は、いくら野党が甘利大臣の証人喚問を要求しても、決してそれに応じない。

　本人のいないところでいくら追及しても、拍子抜けになるのは当然だ。

　このまま甘利議員が政治から消えていくのならまだいい。

　しかし７月の参院選では安倍・菅政権が勝つだろう。

　選挙でみそぎが済んだと言わんばかりに、甘利議員がまたぞろ出てくるの姿が目に浮かぶ。

　甘利電撃辞任の裏には、嫌がる安倍首相を説得した菅官房長官の策略があったと言われている。

　国会審議における甘利疑惑追及の不発を見るにつけ、野党の頼りなさを見透かした、安倍・菅暴政コンビの一本勝ちを認めざるを得ない（了）


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編集・発行：天木直人

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