あっというまに北朝鮮が人工衛星発射を敢行した。 そして北朝鮮の人工衛星発射とともに、日本政府は破壊命令措置を終 了させた。 こんな茶番があるだろうか。 発射したならすぐにミサイルで破壊しなければいけないはずだ。 しかし、そんな事が出来るはずがない。 これは日本を攻撃するものではないからだ。 もし北朝鮮が日本を本気で攻撃する気なら、攻撃時刻や場所など事前 に教えるはずがない。 だからこれははじめから日本への攻撃ではなかった。 日本政府は百も承知だ。 迎撃したら日本の先制攻撃となり、北朝鮮との戦争を仕掛けることに なる。 当たれば一大事件であり、当たらなければ大恥をかく。 それでは何のために日本はPAC3などを配備して破壊命令を出した のか。 それは人工衛星発射に伴う落下物が落ちてくる事に備えてだ。 そしてその落下物は無事に海に落ちた。 だから破壊命令措置は解除されたのだ。 落下物を撃ち損じて恥をかく心配もなく終わった。 この瞬間に北朝鮮のミサイル騒ぎの茶番劇は終わった。 あとは、北朝鮮はけしからんといって制裁をどうするかと言う話が始 まる。 しかし、その制裁の脅しを無視して北朝鮮はミサイル発射を敢行し た。 しかも制裁措置はいつまでたっても国連安保理で決まらなかった。 いまさら制裁協議をしてもむなしい。 北朝鮮のミサイル発射騒ぎは、北朝鮮が発射した7日朝であっさり終 わったのである。 こんな事ははじめから分かりきっていたことだ(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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天木直人(元外交官・作家)