□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2016年1月16日第45号 ■ ============================================================== イスラエルのパレスチナ弾圧を非難した田原牧記者に乾杯! ============================================================== 少し前の事になるが、1月13日の東京新聞「こちら特報部」がイスラエルのパレスチナ弾圧を非難する特集記事を書いていたことに私は注目した。 中東と言えば今ではあちこちで起きるテロや、イスラム国、そしてサウジアラビアとイランの国交断絶などしか報じられなくなったが、その陰に隠れてイスラエルのパレスチナ弾圧が激化の一途だ。 この事は私が推奨するアル・ジスル−日本とパレスチナを結ぶ(略称JSR)の無料メルマガを読んでいる読者ならお分かりだと思う。 あらゆる中東の不幸な出来事の根源はパレスチナ問題であるというのが私の中東情勢を見る原点である。 しかし、このイスラエルのパレスチナ弾圧を批判的に書く大手新聞は皆無だ。 そんな中で東京新聞が、その名物特集コラム「こちら特報部」で大きく取り上げた事はうれしい驚きだった。 しかも、明確にイスラエルを批判している。 パレスチナ問題に詳しいジャーナリストの言葉を借りて次のように書いている。 「イスラエルはパレスチナ人に対し、逮捕や裁判などの手続きを取らない『即刻処刑』をしている。イスラエルは『攻撃に対する自衛』と言うが、決して許される事ではない」と。 その通りである。 イスラム国や独裁国家ならいざ知らず、欧米先進国並みの民主国家を標榜する国がパレスチナに対し、ここまで人権無視をして見逃されているのだ。 東京新聞の記事で私が特に注目したのは、そのようなイスラエルと日本の関係が、安倍政権になって目立って緊密になって来たと書いているところだ。 あの対米従属の小泉政権でさえも抑制的だったのに、いまやITや武器輸出であからさまにイスラエルに急接近している、と見事に喝破している。 そんな日本を見るアラブ諸国の目は冷ややかで、パレスチナに同情的な過激派組織は日本を敵視する危険性すらあるとまで書いている。 このような特集記事を企画したのは東京新聞でも田原牧記者をおいて他にはいないはずだ。 そんな田原牧氏に乾杯!(了) パレスチナ情勢を知りたい読者の為に、以下の通りJSRの無料メルマガの申し込み先を記しておきます。 編集人:奈良本英佑 E-mail : jsr@ksn.biglobe.ne.jp Home Page : http://www7b.biglobe.ne.jp/~jsr/ TEL: 090-2167-4802 住所:〒272-0816 千葉県市川市本北方2−6−5 ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
天木直人のメールマガジン ― 反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説
天木直人(元外交官・作家)