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天木直人のメールマガジン ― 反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説

天木直人(元外交官・作家)

天木直人

安倍自公政権もまた追い込まれている沖縄宜野湾市長選挙
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□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2016年1月14日第41号 ■   ==============================================================   安倍自公政権もまた追い込まれている沖縄宜野湾市長選挙  ==============================================================  私は繰り返し書いてきた1月24日に投開票される沖縄県宜野湾市長選挙は、翁長知事にとっても安倍首相にとっても負けられない選挙だと。  しかし安倍首相は負けても国政とは無関係だと開き直るだろうが、翁長知事の沖縄は、民意は辺野古反対一辺倒ではない事が証明された、と喧伝されて一気に分断されてしまう。  負けられないのは翁長知事の方だ、と書いてきた。  しかし、きのうの日刊ゲンダイ(1月14日号)の「永田町の裏を読む」でジャーナリスト高野孟が書いているのを読んで、安倍首相もまた追い込まれていると思った。  自公が推す現職の佐喜真淳市長は、選挙演説で辺野古移設の賛否には言及できないという。  賛成だと口に出してしまえば、まず当選しないからだ。  だから、負担軽減を叫ぶしかない。  県内移設でもいいから、早く普天間を閉鎖してくれと強調するしかないのだ。  その一方で、志村恵一郎候補は、「それでは何の解決にもならない、海兵隊基地は県外か国外へ」と訴える。  どちらがわかりやすいか。  その答えは明らかだ。  おまけに志村候補は翁長知事の腹心の元沖縄県職員だという。  翁長知事と一体となって戦える。  佐喜真候補が安倍首相や菅官房長官と一緒になって戦えば、沖縄県民を逆なでする。  こう考えれば、苦しいのは佐喜真候補の方であることは明らかだ。  それだけではない。  私が高野氏の記事で注目したのは、公明党がカギを握ってると、次のように書かれていたところだ。  「・・・選挙戦の現状を地元記者に聞くと、『大激戦で、鍵の一つは公明党・創価学会の本気度だろう』と言う。官邸が軽減税率案を丸呑みしてくれたお礼に、公明党は佐喜真候補の支持を決めたが、沖縄の学会婦人部は辺野古反対だから、本気で個別訪問までやらないかもしれず、だとすると志村がやや有利ということになるかもしれない」と。  もしこの地元記者の言う事が本当なら、公明党・創価学会は大変だ。  翁長知事の沖縄が負けたら、その責任は公明党・創価学会にあるということになる。  今度こそ公明党・創価学会は平和の敵、民主主義の敵であることになる。  そんな事になれば、公明党・創価学会に未来はない。  追い込まれているのは自公政権も同じだ。  いや、追い込まれているのは自公政権の方だ。  1月24日に行われる宜野湾市長選挙は、何としてでも勝たなければいけない(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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