□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2015年12月26日第1054号 ■ ============================================================== 安倍悪政のすべては民主党政権で始まったという民主党の大罪 ============================================================== 消費税増税といい、TPP提唱といい、辺野古移設といい、原発再稼働といい、およそ民意を無視した安倍政権の暴政は、すべて民主党政権が始めたものばかりだ。 これでは安倍暴政を攻めようにも攻められないはずだ。 そして、それに、更に慰安婦問題が付け加わった。 きょう12月26日の朝日新聞が教えてくれている。 今度の安倍合意案のよりどころとされたのが、2012年の民主党政権で、当時の佐々江賢一郎・外務事務次官(現駐米大使)が韓国側に示した妥結案だったと。 すなわち、日本側は、1965年の日韓請求権協定により、慰安婦問題などは完全かつ最終的に解決したとする立場を堅持する一方で、駐韓日本大使が元慰安婦を訪問しておわびし、日本政府の予算であらたな基金を作って元慰安婦への支援事業を展開する、これである。 駐韓大使の代わりに安倍首相がそれを韓国を驚かせる立派な安倍提案とな、というわけだ。 この佐々江案は、当時は韓国内で理解が広がらず、何よりも野田政権が総選挙で敗れたため途絶えた。 しかし外務官僚たちは政権が代わっても存続する。 谷内正太郎元外務事務次官が安倍首相の御用人となって、外務官僚を使って佐々江案を復活させたというわけだ。 知恵のない外務官僚に、もっと知恵のない政治家安倍首相が、頼ったというわけだ。 こんな解決案でうまく行くようでは、民主党も韓国も安倍首相には勝てない。 こんな解決策が奏功するなら、安倍首相は笑いが止まらないだろう(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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天木直人(元外交官・作家)