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天木直人のメールマガジン ― 反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説

天木直人(元外交官・作家)

天木直人

予算編成と事業仕分けが同時進行する不思議
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□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■  天木直人のメールマガジン 2010年7月30日発行 第39号 ■        ===============================================================          予算編成と事業仕分けが同時進行する不思議                                           ================================================================   事業仕分けで名を馳せたレンホウ議員が行政刷新担当大臣となって事業仕分け の第三弾を10月にも行なうと張り切っている。  そのレンホウ大臣の要請を受け玄葉政調会長は50-60人程度の議員を 事前調査に当たらせると応じた。  この事が4月29日の新聞に当たり前のように報じられている。  おかしくはないか。  事業仕分けは自民党時代の予算の無駄を仕分けする事だった。    だからこそ、「この作業は一回限りだ。来年度からは自分たちが予算を作る のでその必要性は無い」、そう当時の枝野担当大臣は言っていた。  その通りである。予算編成によってすべてが決まる。民主党改革政権の正体 は自らの手で初めてくつる今度の予算でわかる。  枝野大臣は、また当時こうも言っていた。事業仕分けはあくまでも無駄を無く す事であって、政策判断は一切下さない、と。そう言って自民党がつくった軍事 予算や対米思いやり予算には手をつけなかった。  これはおかしい。それは口実だ。無駄を無くすためには政策の無駄を無くさ なければならない事は誰でもわかる事だ。  事業仕分けの第三弾の目玉である特殊法人の仕分けは、まさしく特殊法人の 予算を政府がどこまで認めるかですべてが決まる。公務員制度改革もすべては 予算だ。  だから、レンホウ大臣はその手腕と数十名の国会議員を引き連れて、民主党の 予算編成作業に参加し、民主党の予算編成作業を国民の前で仕分けすべきなのだ。  不思議な事にこの当たり前の事を誰も指摘しない。メディアは一切書かない。  おりしも米国はグアム移転経費の増額を要求してきた。思いやり予算を削減 するなと言ってきた。  菅民主党政権は、このままでは予算編成作業と事業仕分け作業が本格化する 10月に行き詰まる。                                 了                                                                                 おしらせ                                                                           「さらば日米同盟」の出版記念講演を、政治評論家の森田実さんの 特別参加を得て次の要領で行ないます。  13:35-14:00 天木直人「出版の意図を語る」  14:05-14:45 森田実 「特別講演」         休憩  15:00-16:00 天木直人・森田実対談(司会天木)  16:00-17:00 聴衆との応答(司会天木) 日時 8月8日(日)    午後一時開場 場所 赤坂区民センター大ホール    港区赤坂4-18-13    地下鉄銀座線・丸の内線 赤坂見附駅 A出口徒歩10分    大江戸線・半蔵門線 青山一丁目駅  4番出口徒歩10分 参加 無料(予約の必要はありません。直接会場へお越し下さい)。 (連絡先:春田 090-2415-7617 u12u9lo6@image.ocn.ne.jp                 ユー12ユー9エルオー6)             

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