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小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~

小菅努(商品アナリスト/マーケットエッジ代表)

小菅努

ランドの年初来高値更新でも、年初来高値を更新できないプラチナの怪?

□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□            小菅努のコモディティ分析        ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2017年03月22日(水)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。 プラチナ相場の短観です。基本的には金相場の分析手法がそのまま使える相場ですが、白金相場の視点からは幾つか注目すべきポイントがありますので、金相場との違いを中心に検証します。 ===================================  ランドの年初来高値更新でも、年初来高値を更新できないプラチナの怪? =================================== <金価格の写真相場が続く> NYMEXプラチナ先物相場は、2月27日の1オンス=1,047.80ドルをピークに3月15日の932.90ドルまで急落した後、21日終値では971.40ドルまで切り返す展開になっている。3月14~15日の米連邦公開市場委員会(FOMC)での追加利上げ観測浮上と歩調を合わせる形で急落したが、実際の利上げ着手に加えて、その後の利上げペース加速が示されなかったことで、いわゆる(売り)材料出尽くし感がプラチナ相場のリバウンドを促している。 こうした市況解説はそのまま金市場でも有効に機能する状況にあり、実際に金価格とプラチナ価格とのトレンドの間に明確な違いを見出すことはできない。20営業日で相関係数(-1~+1の間で両係数の相関度を示す)を計算してみると直近の3月21日時点で「+0.93」であり、ほぼ同じ値動きを結論付けても統計学的には問題がない状況になっている。当然に瞬間的には異なる価格形成が行われることも珍しくはなく、2月初めの同相関係数は一時「+0.37」まで低下していた。ただ、年初からの平均では「+0.81」と極めて高い相関関係が認められ、両相場の値動きに大きなかい離がみられても、一時的な異常現象との評価に留まる可能性が高い。
… … …(記事全文4,503文字)
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