□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2017年03月02日(木)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。金価格の短観です。米金融政策環境の変化を確認しつつ、金価格動向へのインパクトを検証します。 =================================== 米3月利上げ予想で金の輝きは鈍るも、限定される資金流出圧力 =================================== <3月利上げの地ならしが始まった> 3月14~15日の米連邦公開市場委員会(FOMC)開催まで残り2週間を切ったが、同会合での利上げ予想の声が急激に高まっている。 1月31日~2月1日に開催された今年最初のFOMCでは追加利上げについて特に踏み込んだ言及は行われず、その3週間後になる2月22日に公表された議事録要旨をみても、3月利上げを明確に示唆するような動きは確認できなかった。議事録では「かなり早期(fairly soon)」の利上げについて多くのメンバーが理解を示していたが、3月利上げを意図しているのであれば当然に行うべき市場とのコミュニケーション強化はなかったことで、マーケットでは3月利上げの可能性は低いとの評価に傾いていた。… … …(記事全文4,393文字)
小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~
小菅努(商品アナリスト/マーケットエッジ代表)