□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2016年08月24日(水)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。プラチナ相場の短観です。マーケット全体がイエレンFRB議長の講演待ちの状況にありますが、ここにきてプラチナ相場への影響が警戒されるランド相場の動向、それをプラチナ市場の視点ではどのように評価すれば良いのかを解説します。 =================================== 南アフリカ・ランド相場からみたプラチナ価格、通貨環境の変化に要注意 =================================== <ランド相場からみたプラチナ価格> プラチナ価格を考える上で、南アフリカ通貨ランド相場の動向は目が離せないテーマである。世界のプラチナ生産は、その72%が南アフリカ1カ国に集中する寡占市場にあるため、ドル建てで取引される国際相場の決定において、対ドルでのランド相場の動向は極めて大きな意味を持つためだ。仮にランド相場が10%変動すれば、それだけで世界のプラチナ生産のコストは7.2%変動する計算になる。… … …(記事全文4,051文字)
小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~
小菅努(商品アナリスト/マーケットエッジ代表)