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＜932号：「株式相場急変」への認識が分かれる理由（１）＞

2018年03月21日：経済と株価の見方

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著者：Systems　Research　Ltd. Consultant吉田繁治
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おはようございます。突然、ネバダ州のセドナのホテルで、書いています。鉄分の多い赤い砂岩と土の、居住人口１万人の、リゾートの町です。

フェニックスから北へ約2時間で、観光客は年間400万人ときわめて多い。軽井沢のように、別荘が立ち並ぶ名所です。標高は1200メートルと高い。昨日の昼間気温は25度くらいでした。

別荘地のセドナのあとは、大峡谷のグランド・キャニオン、歓楽のラスベガスへ行きます。

観光地に来た理由は、早ければこの2年、遅くとも4年で襲う可能性が高いと見ている米国の「ゼロ金利株価バブル（名称をつけました）」の感触を探るためです。

鉄錆の赤い地層の、奇妙な山の霊験な「気の景色」を見ながら、下世話な経済への関心を掻き立てているのです。職業がもたらすものでしょう。ここに来ると、地磁気で頭脳がクリアになるという。研究者、経営者、著名人の別荘が多い。それらは300平米以上（100坪以上）で、数億円です。

遠方からきて消費する大きな観光地は、世帯と企業の「期待所得」の増減を、もっともよく反映します。4日から1週間の休暇を取らねばならず、自分の所得も増える見込みがなければならないからです。

（注）期待所得は、データのある過去ではなく、将来所得への予想です。現代経済学は、期待の経済学いなっていて、経済活動の全体で、期待（予想）の機能を重視します。

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＜932号：「株式相場急変」への認識が分かれる理由（１）＞

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