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吉田繁治 (経営コンサルタント )

吉田繁治

ビジネス知識源プレミアム:2020年からの中国の金融危機

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ <1か月にビジネス書5冊を超える知識価値をe-Mailで> ビジネス知識源プレミアム(週刊:648円/月):Vol.881      <881号:2020年からの中国の金融危機>    2017年5月17日 :住宅価格の下落と、金融危機 EPUBダウンロード:http://foomii.com/00023-39526.epub ウェブで読む:http://foomii.com/00023/2017051810000038926 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ホームページと無料版申し込み http://www.cool-knowledge.com 有料版の申込み/購読管理 https://foomii.com/mypage/ 著者へのメール    yoshida@cool-knowledge.com 著者:Systems Research Ltd. Consultant吉田繁治 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ おはようございます。「水温(ぬる)む」という言葉があります。手や顔を洗うとき、冷水が快適になってきました。思わず温水のボタンを切る。軍から帰還したとき、大切なのは顔を洗う習慣に戻ることと聞いたことがありますが、なるほど、早朝の顔洗いは、社会に対面する儀式であると感嘆した次第です。 メディアの報道が多いためか、遠い昔に感じますが、北朝鮮が航続距離5000kmと言われるミサイルの発射実験に成功しています。しかし裏では、欧州で北朝鮮の高官と米国で、外交交渉が始まっています。 核とミサイル開発を名目とする、米国側からの開戦の危機は去っています。これから肝心なのは、中国が原油輸出を停止し、米国が金融封鎖するか、です。 備蓄がない中で、石油が止まれば電力も止まり、兵器とミサイルも動力を失います。ドルとの交換ができなくなる金融封鎖は、輸出入を不可能にします。これは、「経済を手段とする戦争」です。石油と金融の封鎖は、6か月続くと、核ミサイルや戦車も無効にします。長期では、農薬と肥料がなくなり、農業生産も激減します。人々は飢える。石油が止まっていない中ですら、農村で、すでに、年間数十万人の餓死者出ているという。 北朝鮮の目的は、第一義が、核とミサイルをもつ金正恩体制を続けて国際社会に認めさせること、第二義が、北がリーダシップをとった南北統合です。いずれも、フィージビリティ(実現可能性)が薄く。しかし裸の王は信じています。北の危機は、緩慢に続く。内部の危機は、多くの幹部が死刑にあった軍の反乱です。 リビアのカダフィとイラクのフセインは核ミサイルでの反撃能力がなかったので、殺害された。北が核を搭載できるミサイルをもてば韓国、日本、米国の犠牲が大きく、米軍は手を出せないという抑止力を彼(か)の国の若き王は信じています。 抑止力があっても、半年で国を弱らせる石油禁輸と金融封鎖はできる。ゲリラ戦やテロしかできない核の時代の戦争は、経済・金融戦争です。米国と中国がこれを発動していないのは、北朝鮮の自暴での攻撃を恐れるからです。わが国も石油封鎖から、「緒戦は勝っても、国力を見れば負けると分かっていた」開戦をしています。緒戦で停戦を夢見ていたのかもしれません。 われわれにとっては、北朝鮮の体制の内部崩壊がいい。 これは金正恩委員長が、米国の攻撃より恐れていることです。 焦点は、経済制裁の発動です。国境を接している中国は、数百万人と想定される難民を恐れ、石油禁輸を戸惑っています。石油は食糧もつくる基礎資源です。
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