□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2015年2月9日第123号 ■ ============================================================== 「安倍首相の下では憲法論議は危険だ」と言った岡田民主党代表 ============================================================== 岡田民主党代表が6日のCSテレビ番組で安倍首相と憲法論議はしないと言ったらしい。 これを小さな込み記事で報じたのは2月7日の産経と東京であったが、そこに書かれている事が事実なら、衝撃的な発言である。 すなわち産経と東京の記事が共通して書いていた事は、安倍首相の憲法観は憲法軽視であり、そのような首相の下で憲法論議をすることは危険だ、ます憲法観を修正してもらわなくてはいけない、と、そう岡田氏は語ったと言う。 これは要するに安倍首相の下では憲法を変えさせないということだ。 そしてそれは正しい。 これこそが私が強調したいところである。 安倍首相の下での改憲を阻止出来れば、間違いなく改憲は避けられる。 たとえ自民党政権が末永く続いたとしても、安倍首相の後のいかなる首相も、ここまで改憲にこだわる者はいないし、出て来ないだろう。 まともな政治家が首相になれば、改憲などにうつつを抜かしている余裕などなく、首相として取り組むべき課題は他に山ほどあるからだ。 繰り返すが、「安倍首相の下では憲法を変えさせない」という岡田代表の言葉は正しい。 そしてそれが岡田民主党にできるなら改憲は食い止められる。 しかし、だからこそ、この岡田代表の発言は安倍首相を激怒させたに違いない。 安倍首相は岡田民主党を絶対に許さないだろう。 ただでさえ民主党を目の敵にしている安倍首相だ。 岡田民主党代表を潰しにかかるだろう。 枝野民主党となって、ますます第二の自民党になるか、民主党は改憲問題で分裂を余儀なくされる。 来年の参院選で改憲派議員三分の二はますます現実的になる。 岡田代表が発した言葉は、あまりにも正しく、しかしそれをCSで口にしたことはあまりにも軽率だったのである(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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