□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】
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□■　天木直人のメールマガジン２０１５年２月４日第１０６号
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　　「切り札は格差問題」と産経に冷笑される民主党の不甲斐なさ

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　きょう２月４日の産経新聞が書いていた。

　「共生社会創造本部」を創設して格差問題でアベノミクスに対抗しようとする岡田民主党幹部らは、「２１世紀の資本主義」を書いたベストセラー作家のトマ・ピケティ氏と会談して「お墨付き」を得ようとしている、と。

　これは対テロ戦争に突き進む安倍首相を批判しきれない民主党に対する、痛烈な皮肉だ。

　実際のところ、岡田民主党は、安保政策、憲法９条改正問題について、この期に及んでも割れたままだ。

　今度の安倍首相の中東外交の大失敗についても、まともな安倍批判ができないままだ。

　格差問題の解消が重要でないとは言わない。

　しかし、もし岡田民主党が安倍政権を本気で倒そうとするなら、日本を対テロ戦争に引きずり込もうとしている安倍首相の誤りをここで糾弾しなければうそだ。

　安保政策や憲法９条問題で党内をまとめきれずにそれができないようでは、岡田民主党は終わりだ。

　産経新聞にそれを見事に見抜かれ、皮肉られるようでは、岡田民主党は絶望的である（了）

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