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天木直人のメールマガジン ― 反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説

天木直人(元外交官・作家)

天木直人

敵とみなされた日本の衝撃と安倍首相の責任の大きさ
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□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2015年2月2日第99号 ■   ==============================================================   敵とみなされた日本の衝撃と安倍首相の責任の大きさ  ==============================================================  きょう2月2日の東京新聞は、一面トップで「『敵』と見なされた日本」という見出しを大きく掲げた。  今度の人質事件の顛末のすべてが、この言葉に言い尽くされている。  これは安倍首相の今度の中東外遊の失策の、これ以上ない強い批判だ。  憲法9条をノーベル平和賞に推薦しようとする者たちの努力を、一瞬にして吹っ飛ばす見出しだ。  いかなる国や国民からも敵視されない国。  それが憲法9条を掲げる日本だった。  その日本が、ここまではっきりと敵視されたことはなかった。  これ以上憲法9条を貶めることはない。  しかも、アベ、おまえの間違った政策のせいだ、と名指しで責任追及されたのだ。  それを世界の前で言われたのだ。  これ以上の失態はない。  このイスラム国の声明は、安倍政権がいくらあっても足りないほどの重大な意味を持っている。  だからこそ、その批判が国民から起きてこないように、露骨なメディアコントロールが行われている。  後藤氏処刑のニュースが流された直後から、待ってましたとばかり後藤氏の美談が飛び交い、後藤氏の死を悼む報道一色になり、イスラム国の非道さばかりが強調される。  しかし、いくらそのような情報操作を行っても、戦後はじめて敵とみなされた日本と、それを招いた安倍首相の失策という事実は、永遠に消し去ることはできない。  きょうの東京新聞は安倍首相を激怒させたに違いない。  「敵と見なされた日本」という大きな見出しで一面トップを飾った東京新聞に、私は驚き、そして冷静になったその記事を読み返し、あらためて東京新聞の勇気に最大の敬意を表したい(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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