□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2012年4月30日第343号 ■ ========================================================= 史上最低の野田首相の米国方式訪問 ======================================================== 日米同盟深化のための訪米。 その謳い文句とは裏腹にこれほどむなしい日本の首相の公式訪米 は後にも先にもないだろう。 ゴールデンウィークに入って国民が一億総休暇に入っている中で、 ドサクサにまぎれるように訪米し、米国の軍事費負担の肩代わりを させられるためにだけ訪米する。 それを見事に書いているのが4月30日の産経新聞である。 今度の訪米の唯一、最大の議題は、2009年のグアム協定で合意 させられた米軍再編に関する日本側負担の更なる増額問題だ。 さすがの日本側も国民の手前、米国の一方的な要求に拒否の姿勢を 貫かざるを得なかった。 しかし米国はそんな日本に怒り、恫喝した。 「われわれは血を流す覚悟でやっているんだ」と迫ったという。 そういわれれば飲まざるを得ない。 さすがの玄葉光一郎外相も「普通に考えればグアム協定を改定すると 考えるべきだ」と認めざるを得ないほどの重大な財政負担の変更を、 国会承認が必要になるからといって、共同声明でこれを誤魔化さざるを 得なかった。 なぜここまでして譲歩するのか。 それは公式訪米をさせてもらうことへの見返りだからである。 なぜ野田首相はここまで公式訪問にこだわったのか。 それを朝日新聞が書いている。 政権浮揚を狙うためだと(4月29日朝日)。 すなわち、「30日にオバマ大統領と会談し、日米同盟深化を確認 する。党内基盤が弱体化する首相としては・・・訪米で良好な日米 関係を演出し、大型連休明けから消費税増税案の審議に臨む構えだ・・」 対米従属の野田首相を支え続けた対米従属の朝日新聞がここまで 書くのである。 メディアは皆今度の野田首相の公式訪問のむなしさを知っている。 知っていながらうそを書くのだ。 見ているがいい。 明日の朝刊では一斉に書き立てるだろう。 民主党政権になって始めての公式訪問だと。 ホワイトハウスでオバマ大統領と公式首脳会談をさせてもらったと。 これでやっと鳩山首相でギクシャクし、菅首相で無視された日米 関係が軌道に戻ったと。 日米同盟深化が確認されたと。 みんなうそだ。すべては同行記者の作文だ。訪米前から準備されて いた予定稿だ。 同行記者もまた人の子だ。仕事をする振りをしてワシントン外遊 の同行取材の形でゴールデンウィークをワシントンで過ごすのだ。 まあ、それもいいだろう。 いまはゴールデンウィークだ。 みながおおらかになるときである。 了 ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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