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天木直人のメールマガジン ― 反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説

天木直人(元外交官・作家)

天木直人

国民の目から封印されてしまった宜野湾市長選挙とメディアの責任(続)
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□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■  天木直人のメールマガジン2012年2月12日第119号 ■     =========================================================   国民の目から封印されてしまった宜野湾市長選挙とメディア の責任(続)                                                                     ========================================================  一夜明けて2月12日の各紙に目を通した。  もちろん真っ先に探したのは宜野湾市長選挙についてどのような 報道がなされているか、である。  そして驚いた。どこにも記事がない。  いくらなんでも今日は投開票日である。その事実を思い出させて くれるぐらいの記事があってもよさそうだ。  それがない。  さては投開票日を間違えたのか。次の日曜日だったのか。またお詫 びと訂正を入れなくてはならない。  そう思っていたらやっと見つけた。  東京新聞がその社説の中で、こう書き出していた。  「沖縄県の宜野湾市長選挙は沖縄防衛局長の処分が先送りされたまま、 12日の投開票日を迎えました。防衛省による沖縄への関与は相当に 根深いのです・・・」  よかった。勘違いではなかった。確かに12日と書いてある。間違い なく今晩、あたらしい宜野湾市長が決まるのだ。  そう安心してこの東京新聞の社説を読みすすめていくうちに私の目が 点になった。  選挙介入の原点は1997年の12月に行なわれた普天間基地受け入 れの是非をめぐる名護市の住民投票にあったというのだ。  そしてその介入は2010年9月の名護市議会選挙の前にも行なわれ ていた事を真部局長自身が認めている。  住民が反対しても反対しても、それに負けずに選挙介入が繰り返され ていたのだ。  もちろんそれは防衛省だけの責任ではない。  国民より米国の意向を最優先する日米同盟をなんとしてでも崩しては ならないというこの国の支配体制側のおそろしいまでの意思がある。  それに加担したこの国の大手メディアのジャーナリズム精神を忘れた 裏切りがある。  果たして名護市長選挙の結果はどうなるのであろうか。  それを報じるはずの13日の朝刊各紙は新聞休刊日で休みだ。  すべてが終わった後に気の抜けたビールのように報道される。  その時には国民の関心もとっくに色あせている。  うまく出来すぎている。                             了  読者のみなさんへ  このメルマガを書いた後に私は小沢塾での講義のために東京へ 向かいます。  多くの読者から貴重な助言をいただきました。ありがとう ございました。  圧倒的多数の読者から檄を飛ばす講義をしろ、決起をうながせ という意見をいただきました。  そうします。  しかしメディアも入るようなので、その場の雰囲気を見ながら ベストを尽くしてきます。  その結果は、元気があれば今晩、遅くても明日13日のメルマガ でお知らせします。 ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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