□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2011年10月4日第694号 ■ ============================================================= 日本を捨てる企業と国民のどこが悪い ============================================================= 止まりそうもない円高や高い法人税率のために企業の海外移転が加速 しつつあるという。 放射能汚染や財政破綻で富裕層が資産や住居を海外に疎開させている という。 ついに週刊ダイヤモンド10月8日号は、「日本を見捨てる富裕層」 と題する特集記事を掲載した。 しかし、考えてみればこれは自然な事だ。 どこの国の国民も企業も、それが生き残りの為なら、ためらいもなく 海外移転をする。 収益性が高まるのであれば世界のどこへでも拠点を移すのは当然だ。 住みやすければ、その場所に移り住めばいい。 確かにそれが出来るのは富裕層であり、海外生活が苦にならない人 たちに限られる。多くの日本国民は、移住したくても出来ないのだ。 しかし、日本人が海外移転をためらうにはもう一つの理由がある。 国を捨てるのか、といういわれなき批判だ。 福島から早々と避難した住民たちは、福島を見捨てた者たちと、いわれ なき非難を浴びせられたという。 だから今でも不安を抱えながら疎開をためらう人たちが多いと聞いた。 そしてこの非難を見事に述べている記事を見つけた。 9月28日の毎日新聞「水説」という評論で、潮田道夫専門編集委員 が「金持ちが逃げて行く」という表題の下に次のように書いていた。 「日本からシンガポールに居を移す日本人が増えているそうだが、 それは所得税にせよ法人税にせよ、ずっと安いからだ。 官僚出身のさる友人が移住した有名人を教えてくれた。名前は秘す が、感想を述べるならば『日本にいてくれなくてもちっとも構わない』 というような人々だった・・・」 強烈な「日本を見捨てた者」への批判だ。 しかし、私がこの文章を読んで驚いたのは別のところにある。 それがこのメルマガで私が言いたい事である。 官僚出身のさる友人とは国税庁の役人だ。 さもなければ国税庁を監督する財務省の官僚に違いない。 そんな官僚と懇意の間柄にあるメディアの幹部。 そんなメディアの幹部が個人情報を官僚からいとも簡単に入手し ているのだ。 官僚もまた職務上知り得た個人情報を、メディアの友人に流して いるのだ。 とんでもない権力の濫用だ。私的流用だ。 新聞記者の驕りからくる見逃せない記事である。 了 ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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