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天木直人のメールマガジン ― 反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説

天木直人(元外交官・作家)

天木直人

ウィキリークスを逆恨みした朝日新聞の恩知らず 
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□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2011年9月23日第666号 ■     =============================================================   ウィキリークスを逆恨みした朝日新聞の恩知らず       =============================================================  私がメルマガを書き始めて以来、これほど憤りを覚えたことはない。  そして、その憤りを文章にして朝日新聞に叩きつける事ができるのは、 日本広しといえども、ウィキリークスと朝日新聞の関係を誰よりも注視 してきた私にしかできないことだ。  9月22日の朝日新聞が、ウィキリークスが未編集の米機密外交公電 をすべて公表したことについて、もったいぶった検証記事を掲載した。  しかし、それは検証記事という名を借りたウィキリークス批判だ。  このメルマガで何度も書いてきた事だが、朝日は米機密外交公電の 日本関連部分に関する情報のすべてをウィキリークスから独占入手して きた。  私はそれを懸念し、朝日にその情報を他のメディアや専門家と共有し、 国民への開示義務を果たせと書いてきた。  なぜならば、朝日にその検証を独占させ、そして朝日の勝手な判断で 公表を差し控えられたら、折角のウィキリークスの情報が隠されること になるおそれがあるからだ。  我々は真実を知ることが出来なくなる。  その私の懸念がウィキリークスによる未編集情報の公開により見事に 証明されたのだ。  すなわち、民主党の前原政調会長がまだ国交大臣であった時に、 ワシントンに飛んで複数の米国高官を前に小沢一郎の悪口や日本政府の 内情を売国奴よろしく語っていたという驚愕の公電がその中にあった ことが分かった。  慌てたのは朝日新聞だ。  朝日はこの前原発言の機密公電も含めすべての公電を入手し、解読 していたはずだから、当然この事実を知っていた。  それにもかかわらず公表をしなかった。  前原氏の政治生命を危うくするからだ。つまらない政治的配慮を働か せたのだ。  押して知るべしである。  朝日は他にも様々な情報を隠していることが容易に想像できる。  これは朝日にとっては致命的だ。  さぞかし朝日はウィキリークスの未編集情報の公開に慌てたこと だろう。  その窮地を覆い隠すかのように朝日は未公開情報の公開に踏み切った アサンジュ代表を批判して関心をそらそうとしたのである。  ウィキリークスから独占的に極秘公電を入手しておきながら、そして その情報をさんざん利用しておきながら、自らが窮地に立たされるや いなや、手のひらを返したようにウィキリークスを悪者にする。  アサンジュ氏が未公表情報の公開に踏み切った理由は、それを解読 するパスワードが間違ってネット上に流れて、誰もが見られるように なったからだ。  そうである以上ウィキリークスが先手を打って公開に踏み切るのは 当然である。  しかし、朝日は9月22日の紙上で、アサンジュ氏は最初から、 「いずれ全公電を公けにしなければならない」と語っていたというガー ディアンの記者の言葉を鵜呑みにしてアサンジュ氏が確信犯であった かのように貶めている。  そしてウィキリークスの情報によって身の危険にさらされたエチオ ピアの記者が国外脱出した事を取り上げ、それ見たことかと、人権 重視を優先し、すべての情報を公開しなかった朝日が正しいと主張する。  極めつけは朝日のウィキリークス担当である国際報道部の中村史郎 エディターの次の言葉だ。  すなわちウィキリークスは「完全な透明性こそが民主主義を保障する」 と唱えるが、朝日は公電のすべてが公表されることには賛同できないとし、 朝日はあらゆる信頼できる情報の入手につとめる一方で、個人の生命、 安全に十分留意して報道していく、と格好をつけているのだ。  800万人ともいわれる朝日の読者をごまかせても、私をごまかす ことはできない。  独占的に入手した貴重なウィキリークスの情報を、そのすべてを公開 することなく、自らの判断で手心を加えた朝日新聞。  それが今回ウィキリークスが未編集公電のすべてを公開したことに よって、ばれてしまった。  その当惑を隠すために、わざわざこのような不自然な検証記事を掲載し、 その中で自らの正統性を弁解する。  ウィキリークスを逆恨みした恩知らずの朝日新聞だ。  ジャーナリズム精神を失った朝日を象徴する記事である。                             了 ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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