□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2011年9月1日第606号 ■ ============================================================= 辻元清美は政治家と言う職業を勘違いしているのではないか ============================================================= 私も様々な新聞記事を読んできたが、これほど不愉快な思いで 読んだ記事はめったにない。 9月1日の毎日新聞「ザ・特集」で辻元清美衆院議員(51)が とうとうとしゃべっていた。 それは、総理という願ってもない地位を手に入れながら、国民の ために何もしなかった、いや、出来なかった菅首相と、その菅首相の 下で首相補佐官という要職を与えられながら、そのチャンスを浪費 した自らに対する言い訳である。 いや、言い訳にもなっていない。あつかましく開き直っている。 「確かに(市民運動家出身の政治家には)批判するのは上手でも、 批判を受けるのは下手という特徴がある。私もそうなわけなんですよ。 そりゃ、『総理!』、『総理!』と言ってるほうが簡単やで」 「一議員なら権力のチェックをすればいい。でも、総理大臣になっ たら『統治』をする。統治とは考え方が違う人、相反するイデオロ ギーを持つ人をも守ること。そしてやりたい仕事だけでなく、やり たくないことでも妥協しつつ利害関係を調整することなんです」、 「私ら市民運動から出てきた人間はね。何もないところから自分が 動き回り物事を形にしてきた。憲法を守るため、脱原発の理念を守る ためなら命をかける。同じ志を持った仲間となら、それでいけるんです。 でも統治はそれだけではあかん。そこを訓練しておかないと、いざ リーダーになった途端に立ち往生してしまう。菅さんもそこに悩み続 けたと思うんです」 とんでもない発言だ。 市民運動家と言う言葉は彼らの独占物ではない。 市民運動家の多くは彼らと違ってそれを売り物にはしない。 彼らと違って実績を見せびらかせない。 何よりも国民を「統治する」などという言葉を使わない。 私が一番驚いたのは、辻元清美が、憲法を守るため、脱原発の理念を 守るため「命をかける」などと軽々に口にしていることだ。 最近の辻元に平和を語る資格があるというのか。 脱原発に向けて政治家辻元清美が命がけで何かを行なったというのか。 辻元清美にあるのは、小泉元首相といい、前原元国土交通相といい、 そして菅首相には「一国の総理だからヨレヨレの格好はあかん。欧米の 首脳の横に立ってもひけをとらんように」と、なれなれしくスーツづくり の採寸にも立ち会ったと吹聴する、権力志向の政治屋の姿だ。 かつて私が親しくしていた秋葉忠利前広島市長の前で辻元清美の名前を 口にした時、彼女だけは信用するな、と吐き捨てるように言った秋葉市長 の事を思い出す。 その「ザ・特集」は8月30日の衆院本会議で交わした辻元清美と 菅直人の次の会話で終わっている。 「お疲れ様でした。市民運動の仲まで一杯やろうよ」とねぎらうと 「やろう、やろう」とうれしそうに答えた・・・ これを聞いた被災民立ちはどう思うだろうか。 辻元清美は、政治家という職業を勘違いしているのではないか。 少なくともその甘味をもはや決して手放そうとはしないだろう。 了 ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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