□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2011年7月28日第541号 ■ ============================================================== 再生エネ法案を政権延命に利用した菅首相の大罪 ============================================================= 自分の顔を見たくないならこの法案を早く通せ、そう言った菅首相は この法案が自ら掲げる脱原発にとっていかに重要な法案であるかを真剣 に考えた事があっただろうか。 再生可能エネルギー法案の審議がいよいよ始まった。 この法案をめぐる主要論点を7月28日の各紙がそれぞれ大きく取り 上げている。 固定買い取り価格をどう設定するか、電力料金値上げ幅をどうするか、 発送電分離問題をどうするか、などだ。 いずれも脱原発が進むかどうかについて決定的に重要な問題である。 それゆえに意見が分かれる問題だ。 十分な審議をへて合意されなければならない問題だ。 しかし、菅首相がこの法律を安易に退陣の条件としたために「合意優先」 が先走って内容が骨抜きにされるおそれが懸念されるという。 早期退陣につなげたいのは民主党執行部も自民党も思いは同じである からだ(7月28日朝日)。 私は「那須野ケ原からもう一つの日本をつくる」というプロジェクトを 進めている。 そのプロジェクトの重要な柱が再生エネルギーに依存する村づくりだ。 だから私も再生エネルギー法案の帰趨には高い関心を抱いている。 政局が優先されて中途半端な法律が出来てしまったら最悪だ。 おそれていたことが現実になりつつある。 そもそも再生エネルギー法案は脱原発と表裏一体の重要な法案である のに、それをあのようなふざけた発言で政局に結びつけてしまったのは 菅首相だ。 このこと一つを取ってみても、脱原発といい、再生エネルギーの推進と いい、菅首相が真面目に考えていたとはとても思えない。 いずれの問題にしても、菅首相の口からは自らの信念を感じさせる言葉を いまだ聞いた事がない。 私はこの再生エネルギー法案の国会審議に対する菅首相の答弁を注視する。 彼がどのようなエネルギー政策を考えてるのか、それをどのように実現 していくつもりか、そしてその実現のために自らどのような政治的指導力を 発揮していくつもりか。 その答弁振りで正体がわかる。 重要な日本の将来のエネルギー政策を延命の方便に使ったとしたら その罪は大きすぎる。 了 ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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