□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2011年7月21日第518号 ■ ============================================================== ダメな野党自民党と狡猾な菅・枝野民主党政権 ============================================================== 自民党の国家戦略本部(本部長・谷垣禎一総裁)が20日、自民党の 基本方針となる報告書を発表したという。民主党との対決姿勢を示した という。 それを7月21日の各紙が一斉に報じていた。 ところがそれを読んでみて驚いた。「原発は当面活用」、「消費税 10%」、「非核2・5原則」(21日、産経)という。 これには笑ってしまった。民主党と変わらない。いや、それ以下だ。 これではとても国民を惹きつけることはできない。民主党政権から 政権を奪い返すことはできない。 菅首相はこれを見てほくそ笑んでいることだろう。この自民党の方針を 少しばかりリベラルにするだけで勝てる、と。 菅首相は国会であいまいな脱原発政策を連発している。 サミットでは脱原発を口にしなかったのに心変わりしたのかと聞かれて も、自分の考えは一貫していると開き直る。 脱原発を宣言しておきながら原発の海外輸出を進めるのは矛盾している と問われても中止はしないと言う。 「相手国がぜひ従来どおり進めて欲しいというなら、わが国としてはぜひ 従来の方針で対応したい」(枝野官房長官の20日の衆院特別委員会での 答弁)(7月21日毎日)と開き直っている。 極めつけは臨界前核実験を繰り返す米国への意見を求められた事に対し、 福山哲郎官房副長官が20日の記者会見で答えた次の言葉だ。 「包括的核実験禁止条約で禁止されている核爆発は伴っていない。米国の 『核のない世界』に向けた取り組みを支持している」(7月21日産経)。 まるで米国の代弁者のごとくだ。 それでも自民党は民主党を批判出来ない。自民党のほうがもっと原発推進 であり、対米従属であるからだ。 それでも民主党は世論から批判されない。自民党の原発政策や安保政策より はリベラルだと思われているからだ。 それにしても菅・枝野民主党政権は狡猾である。卑劣である。 その本心を決して明らかにしない。自民党的であるのに自民党よりはましだ と繰り返す。 菅・枝野民主党政権の下でこの国はどんどんと自民党化していくことになる。 本当の平和外交政権、脱原発政策政権が今ほど望まれる時はない。 了

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