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天木直人のメールマガジン ― 反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説

天木直人(元外交官・作家)

天木直人

「天木直人メルマガ」10.6.9.発行第202号 沖縄を切り捨てる事は日本を失う事だ
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□■□■  【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■    天木直人のメールマガジン 2010年6月9日発行 第202号 ■          ─────────────────────────────           沖縄を切り捨てる事は日本を失う事だ      ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  菅直人新政権の誕生を素直に喜べない。それは沖縄を切り捨てようとしているからだ。  なぜだろう。それは沖縄問題から逃げているからだ。  いや、内心で既に沖縄を切り捨てているからだ。私にはそれが見える。  沖縄を切り捨てる事は日本という国を失うことである。  その事をつくづく自覚させてくれた本をまた一つ見つけた。  聞き語りの昭和史作家保阪正康氏の著書にはいつも学ばせてもらっているのだが、最近著「昭和史の深層」 (平凡社、780円)は日本国民必読の書である。  その中でも第13章「沖縄戦の本質を見つめる」で氏が書いている事は、時宜を得ている。  いまや奇兵隊内閣の宰相となって意気軒昂の菅直人に是非読ませたい。  普天間問題の真の解決はこの中にある。これしかない。  自ら北海道出身であるという保阪氏は、「沖縄戦で戦死した10万余の将兵の一割以上が北海道の 兵士だった、それだけに北海道における沖縄戦の思いは強い」、として次のように書いている。  沖縄戦とは何のための戦いだったのか。それは一言で言えば本土決戦を行うための時間稼ぎであった、と。  しかもそれは国策として決定されたものではなく、軍首脳部や大本営参謀たちの面子や責任逃れとして 持ち出された戦略であった、と。  その事を、札幌市に住む元教師、今倉松男らが手書きで編んだ「歴史に学ぶー沖縄戦跡巡りと慰霊の旅から 沖縄戦の実相を追う」から次のように引用している。  「・・・昭和20年5月下旬、沖縄守備隊は事実上崩壊していた。しかし司令部は首里を放棄し南部の 洞窟にたてこもって『退却攻勢』、『持久玉砕』を叫んだ。軍首脳の意図は、全島玉砕の出血作戦によって 米軍の戦力を出来るだけ消耗させ、その戦意を喪失させることにあった。そのことによって『国体護持』、 すなわち『天皇制』を存続させることのできるような終戦の道を切り開こうとしたのである。このことが 沖縄戦を必要以上に長引かせ、必要以上に戦場を拡大し、県民の犠牲をいよいよ悲惨なものにした・・・」  保阪氏は、「沖縄戦は本土決戦そのものだった」と、次のように続ける。  「・・・すでに知られているようにアメリカ軍はもし日本がポツダム宣言を受諾しなかった場合、 広島、長崎に続いてさらに原子爆弾の投下を考えていた(のだが)、それとは別に南九州 (オリンピック作戦)、相模湾(コロネット作戦)に本格的な精鋭部隊を送り込もうとしていた。  これに対する大本営は、一億特攻作戦で戦うことを目論んでいた・・・アメリカ軍の艦艇やら戦車に ・・・少年や中高年世代などが爆弾を背負って突っ込んでいく事になっていた・・・」  そして保阪氏は次のように締めくくる。  もし本土決戦が現実に行われたら、沖縄よりももっと過酷な状態で戦われる事になったであろう、と。  その本土の地獄絵図を、非戦闘員の戦死が将兵の戦死を上回る沖縄の地獄絵図が防いだのだ、と。  今を生きる日本国民はこの今こそ沖縄戦の史実を直視しなければならない。直視して思いを馳せ なければならない。  沖縄戦の史実を知って、少しでも思いを馳せる日本人であるならば、米軍基地を沖縄県民の声に優先させる などという事を許せる者は一人もいないはずだ。  そのような政策を沖縄県民に押しつけて首相の座にとどまっていられる政治家は一人もいないはずだ。  沖縄県民の声を日本国民の声と受け止めて米軍基地撤退を求めるか、それともあの時と同じように官僚の 無責任な「抑止論」に惑わされて日米同盟を最優先するのか、この一点こそ選挙の争点にしなければならない。  日本の政治は、最後はこの一点で究極の政界再編が行われるべきなのである。                                       _______    7月1日からは新しい配信会社から覚悟をあらたにして配信しますが、6月30日までのメルマガ配信は マグマグ社からの配信です。          ───────────────────                       お知らせーメルマガ配信システムの刷新  2009年1月から「まぐまぐ」社を通じて有料メールマガジンの発行を行ってきましたが、 この配信は6月30日を持って終了し、7月1日からはあたらしく設立されたfoomii と言う メルマガ配信会社から配信することにしました。  それにともなって配信システムをより簡便、確実、弾力的としたいと思っています。  とりあえずの改善点は次の通りです。  ・月額525円を月額500円とする(消費税を発行者負担とする)。  ・携帯電話(モバイル)でのメルマガ購入/購読を開始する。  ・メール配信に加えて、過去アーカイブのWebページ閲覧を始める。  その他、今後とも読者の要望を取り入れてより便利で有用な機能を提供できるよう配信社と一緒に なって工夫していくつもりです。  以上が建前としての説明ですが、本当の理由は一年半ほど前に私をメルマガに勧誘してくれた若者が、 一念発起して仲間と一緒にインターネット配信会社を立ち上げたので、それを応援したいと思ったからです。  私は、ブログもインターネット有料配信も、いつでもやめるつもりで書き続けてきましたが、彼らが新しい 試みをするということで元気をもらいました。私も彼らを応援するつもりで、一緒にあたらしいメディアづくり に挑戦することにしました。  これからの世の中は若者に託したい、そう思って、彼らとともに発信していきます。  2010年7月1日より配信を完全移行し、まぐまぐでのメルマガ配信は6月30日の配信以降は 停止となります。  読者の皆様はとくに解約の手続きをとる必要はなく、私がまぐまぐからの配信を停止した段階でその月 からの課金は自動的に停止されます。  引き続き、「天木直人のメールマガジン」を購読していただける読者におかれては、下記URLより、 あらたにメルマガの登録(申し込み)をお願いします。登録(申し込み)は随時受け付けています。課金は 7月の購読開始の後から始まります。  ◎天木直人のメールマガジン ─  反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説  http://foomii.com/00001/  フーミーのホームページを開いて私の顔写真をクリックすると案内の画面が出てきます。  (1) 【購読手続きへ進む】ボタンを押下し、「新規ユーザー登録」より、   ・メールアドレス   ・パスワード   ・クレジットカード番号(有効期限)   を入力後、入力した情報を確認。  (2) 間違いがない場合、「購入する」をクリックして申込完了。  これまで購読をいただいた読者の皆様には、ここに深く感謝させていただくとともに、もし引き続き 購読いただけるのであれば、よろしくおつきあいください。  私は購読してくださいとお願いをするつもりはありません。 誰に媚びることなく、一切の曇りもない心で、 気力、体力を振り絞って書き続ける、今まで以上に鋭角的に書いていく、それだけです。  権力を崇高したり、特定の政治イデオロギーを信奉したり、特定の政治家や政党と利害関係を持っている人は、 私のメルマガを読むと、これからはもっと不愉快になると思いますから、この機会に購読を止めることを お勧めします。  それでは7月1日から、あらたなスタートをさせていただきます。これまでのご購読ありがとうございました。                                                                  天木直人

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