□■□■ 【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン 2010年6月5日発行 第197号 ■ ───────────────────────────── 政治家は国民のためにあるのか ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 今の政党、政治家を全否定する、そう私はしばしば書いてきた。それはもちろん極端であり、 意図して刺激的な表現を使っているのだが、同時にまた私の本心でもある。 政治家やその集まりである政党を全否定すれば誰が日本を動かすのか。お前はアナキストか。無責任だ。 そういう批判が寄せられる。 そのような考えこそ私がもっとも嫌う考えだ。 それが特定の政治家や政党と利害関係のある者から発せられるのであればわかる。 それが特定の政治イデオロギーを信奉する者から投げかけられるのであれば納得だ。 しかし、それが、今の政党や政治家から何の利益も得ることのない大多数の一般国民の中から 発せられているのなら、ちょっと待て、よく考えろ、と言いたい。 今の政治はあまりにも政局に走り過ぎている。いや、政治は政局そのものなのだ。権力闘争なのだ。 しかもその権力闘争は、国民生活そっちのけの、自分たちだけの権力闘争である。これからもそうだ。 そして政治をメシの種にしている政治報道や政治評論家はその政局を煽り立てている。 選挙に勝つために名前を売り、自己宣伝をしなければならない政治家や政党は、メディアを利用し、その メディアに利用される、持ちつ持たれつの間柄にある。 これが目の前で繰り返されてきいる現実ではないのか。 混迷の果てに菅直人が民主党代表に選ばれ、日本の首相になった。 私は菅直人に何の利害関係もない。好きでも嫌いでもない。 しかし、これだけの政治混迷を見せつけられた後だ。しばらくは彼にやらせてみる他はないだろう。 日本の危機を救う必要があるのなら、そして国民生活再建を重視するのなら、皆が協力して新しい リーダーを盛りたてていくしかないだろう。 そう思うのが、政治に無関係の一般国民の思いのはずだ。 しかし決してそうはならない。 各政党、政治家は、自分たちが権力を取るまで、自分たちが有利な状況になるまで政局を続ける。 メディアは政局が収まれば仕事がなくなるから、必ず問題を見つけ政局を煽り立てる。 彼らが勝手にやっている分には文句は言わない。しかし政治家には巨大な国家権力が委ねられている。 彼らが国会法を決め、公職選挙法を決め、政治資金規正法を決め、国会議員の歳費、特権を決める。 与党も野党も権力争奪戦を繰り広げる一方で、政治と言う特権をともに享受しあってもたれあう仲間なのだ。 そしてその政治家たちの政局からニュースをもらうメディアもまた仲間なのだ。 その歳費や特権に見合った仕事をしている政治家が果たして何人いるというのか。恵まれた待遇に見合った 良質の政治報道がはたしてどれほどあるというのか。 久しぶりに永田町界隈に足を運ぶ事があった。 見上げるような立派な新しい議員会館が完成していた。 参院選挙後には7百名を超える議員がそこで仕事をする事になる。果たしてその部屋に値する仕事が出来る 政治家が何人いるというのだろうか。 5月29日の毎日新聞に、タレント候補は是か非かについて小林良彰慶大教授と中村敦夫元参院議員の意見が 載っていた。 タレント議員だからといってすべて悪いというわけではないが、やはり政治家には能力と理念が必要だ、 などと言っていた。 そんな当たり前の意見などには私は興味はないが、私が注目したのは中村敦夫氏の次の言葉である。 「・・・大政党でたまたま受かっちゃった人たちというのは、賛成か反対かを聞いてボタンを押してるだけ・・・ ハローワークとしては相当いい待遇の職種になってしまう。4000万円の年収はトップタレント(並の)もの、 しかも、参議院の場合、6年間保証される。一度やったらやめられない・・・」 自ら目の当たりにした政治家の実態であろう。 混乱の末に出来た菅直人首相の政治に期待し、しばしそれを見守り、そして建設的に批判していく、いまはそれ だけでいいのではないか。私は新首相を応援したい。 応援したいがおそらく失望するだろう。批判する事になるだろう。 しかし6月5日の東京新聞「こちら特報部」は次のように教えてくれていた。 菅直人氏は東工大の学生時代に学んだ国際政治学者の永井陽之助の「平和の代償」に共鳴し、日米同盟を 重視する現実論者であると。 日本の総理大臣になった今もその通りであれば、彼の対米外交は私の考えと相容れないものになるだろう。 菅直人首相を応援しながら、その外交を監視していう事になる。 ________ お知らせーメルマガ配信システムの刷新 2009年1月から「まぐまぐ」社を通じて有料メールマガジンの発行を行ってきましたが、 この配信は6月30日を持って終了し、7月1日からはあたらしく設立されたfoomii と言う メルマガ配信会社から配信することにしました。 それにともなって配信システムもより簡便、確実、弾力的となる事が期待されます。 とりあえずの改善点は次の通りです。 ・月額525円を月額500円とする(消費税を発行者負担とする)。 ・携帯電話(モバイル)でのメルマガ購入/購読を開始する。 ・メール配信に加えて、過去アーカイブのWebページ閲覧を始める。 その他、今後とも読者の要望を取り入れてより便利で有用な機能を提供できるよう配信社と一緒に なって工夫していくつもりです。 以上が建前としての説明ですが、本当の理由は一年半ほど前に私をメルマガに勧誘してくれた若者が、 一念発起して仲間と一緒にインターネット配信会社を立ち上げたので、それを応援したいと思ったからです。 私は、ブログもインターネット有料配信も、いつでもやめるつもりで書き続けてきました。その気持ちは 今も変わりません。しかし、彼らが新しい試みをするということで元気をもらいました。私も彼らを応援する つもりで、一緒にあたらしいメディアづくりに挑戦することにしました。 これからの世の中は若者に託したい、そう思って、彼らとともに発信していきます。 2010年7月1日より配信を完全移行し、まぐまぐでのメルマガ配信は6月30日の配信以降は 停止となります。 読者の皆様はとくに解約の手続きをとる必要はなく、私がまぐまぐからの配信を停止した段階でその月 からの課金は自動的に停止されます。 引き続き、「天木直人のメールマガジン」を購読していただける読者におかれては、下記URLより、 あらたにメルマガの登録(申し込み)をお願いします。登録(申し込み)は随時受け付けています。課金は 7月の購読開始の後から始まります。 ◎天木直人のメールマガジン ─ 反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説 http://foomii.com/00001/ フーミーのホームページを開いて私の顔写真をクリックすると案内の画面が出てきます。 (1) 【購読手続きへ進む】ボタンを押下し、「新規ユーザー登録」より、 ・メールアドレス ・パスワード ・クレジットカード番号(有効期限) を入力後、入力した情報を確認。 (2) 間違いがない場合、「購入する」をクリックして申込完了。 これまで購読をいただいた読者の皆様には、ここに深く感謝させていただくとともに、もし引き続き 購読いただけるのであれば、よろしくおつきあいください。 私は購読してくださいとお願いをするつもりはありません。 誰に媚びることなく、一切の曇りもない心で、 気力、体力を振り絞って書き続ける、今まで以上に鋭角的に書いていく、それだけです。 権力を崇高したり、特定の政治イデオロギーを信奉したり、特定の政治家や政党と利害関係を 持っている人は、私のメルマガを読むと、これからはもっと不愉快になると思いますから、この機会に 購読を止めることをお勧めします。 それでは7月1日から、あらたなスタートをさせていただきます。 これまでのご購読ありがとうございました。 天木直人

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