□■□■ 【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン 2010年1月18日発行 第18号 ■ ────────────────────────────── 「テロを終わらせるには中東紛争を解決する事だ」と明言したイスラエル紙論説委員 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 1月16日の毎日新聞のコラム「VIEW POINT」にイスラエル紙「ハーレツ」の アキバ・エルダーなる論説委員の寄稿文が掲載されていた。 それを読んで驚いた。 エルダー氏は、イラクやアフガンで手ひどい目に遭っていることを考えると想像しにくいが、 米国はイエメンで第3の戦線を開くだろう、と言っている。 それは驚きだが、私がもっと驚いたのは、テロとの戦いを終わらせるには、「オバマ大統領は イスラエルとパレスチナの争いを終結させるべく行動しなければならない」、と言っている点である。 アルカイダは、「米国が、ユダヤ国家との緊密な関係を保つために、誠実な仲介者としての努力を 放棄している」という認識に突き動かされてテロに走っている、と断じている点である。 この事は私がつとに強調しているところである。 しかし、私がいくら言ってみたところで影響力はない。 それを中東紛争の当事国であるイスラエルのジャーナリストが外国のメディアで公言している、 これが驚きなのだ。 それにも関わらず、日本の政治家や外務官僚はもちろん、評論家、メディアまでもが、「テロの 原因は貧困だ」、「だから貧困救済の支援を日本は行うべきだ」、などと繰り返すだろう。 それは一般論だ。それもテロの理由の一つであるには違いないが、テロに駆り立てる真の理由は 不正義に対する怒りなのである。 ブッシュ大統領の米国がいかにイスラエル寄りに傾斜していったか。 そのブッシュ大統領からチェンジすると言って登場したオバマ大統領が、中東政策に関しては、 イスラエル寄りの政策をまったく変えようとしていない。 それどころか「テロとの戦い」ではより攻撃的になっている。 それが間違いだとイスラエルのジャーナリストが言っているのだ。 中東紛争の解決には信頼できる仲介者が必要である、それができるのはオバマ大統領しかいない、と 言ってオバマ大統領に行動を求めているのだ。 それは決して人道主義の見地からそう言っているのではない。 イスラエル人までもが、中東和平を目指さなければテロは終わらない事を認めざるを得ない、それほど 「テロとの戦い」は深刻になりつつあるということだ。 なぜ日本のメディアはその事を国民に知らせないのか。 メディアが正しく報道すれば国民は気づく。 国民の声が日本政府を動かし、日本が、米国の誤った中東政策に従属するのではなく、米国に助言する。 これこそが、鳩山民主党政権の言う対等な日米同盟の姿に違いない。 ______________________ お知らせ 近々私の参加する講演会などを以下の通り案内します。 1月28日(木) 午後6時20分開始 講演 沖縄基地と日米安保の将来 場所 JR王子駅北口2分 北とぴあ第2研修室 問い合わせ 佐野雄二 042-945-6338 2月6日(土) 午後6時開場 講演 鳩山外交に私が望むもの(仮題) 場所 蕨市民会館 048-445-7660 問い合わせ 田中和子 048-444-3210 2月26日(金) 午後5時30分開場 パネルディスカッション 水島朝穂 天木直人 平岡秀夫 場所 弁護士会館2階 講堂クレオ 東京メトロ 霞ヶ関駅 出口B1-b 問い合わせ 第二東京弁護士会 人事課 03-3581-2257 以上 天木直人のメールマガジン 2010年1月18日発行 第18号

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