… … …(記事全文4,496文字)こんにちは、吉野愛です。
藤の季節になりました。隣の家の藤棚もすっかり立派になりました。去年の夏、その藤棚からアメリカンロビン(コマツグミ)の巣が落ちてしまい、まだ巣立ち前の二羽のヒナが私の庭をさ迷っていました。一羽はまだ羽がそろっていなく、私が発見した時はすでに弱っていて、そのまま亡くなってしまいました。もう一羽も最初は弱々しかったのですが、次第に元気に成長し、そしてなんと6日後に母鳥が迎えに来てくれて、一緒に飛び立ちました。こんなにたくさんの野鳥がいても我が子の鳴き声をピンポイントで聞き分けられる母鳥はすごいです。
目次
● 600億ドルの延命
● ウクライナの人口変動
● 紛争はなくならない
未来への羅針盤
吉野愛(文筆家、国際政治研究者)