1. 今週の要約 (1)コラム「世界と日本はグローバルサウスとどう向き合うか」 <ポイント> スーダンで、国軍とRSF(即応支援部隊)の武力紛争が深刻化している。日本人など退避のみでなく、その中東・アフリカ地域に地政学的な重要性、中露との関係、レアメタルの影響など、同国で起こっていることを多面的に分析すべきである。 (2)グローバル英語メディアの項目(一部抜粋) ◎●【米国、益々の一国勝ち】 ●【中国企業震撼、AI開発に大きな障害】 ●【ニューヨークのMet、コンテンポラリーオペラに注力】 各項目の後の印は、 ◎=今後を見る上で重要な一押し記事(毎回1-2程度選択) ■=SDGs(国連の定める持続可能な開発目標)関連を意味しています。 2.時代を映すzワンランク上の英語表現 In thrall to Russia(ロシアに捉われて):New York Timesの記事の見出しからの引用である。Thrallは奴隷と言う意味である。ロシアに奴隷のように捉われてロシア支持を表明する人がロシアの内外にいることを揶揄した記事になっている。 want to have more say in world affairs(世界の問題において、もっと発言をしたい):Economistの記事に記載されているインドやサウジアラビアについての形容。Have more sayは、何か意見を言いたい時に使える表現だ。… … …(記事全文4,448文字)
山中俊之の国際教養から世界の行方を洞察する
山中俊之(著述家・芸術文化観光専門職大学教授)