━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 「植草一秀の『知られざる真実』」 2012/05/17 収賄再逮捕の脅しによる石川知裕氏事情聴取 第230号 ──────────────────────────────────── 小沢一郎氏および元秘書に対する裁判は、日本政治史の分岐点を形成する重 大裁判である。 後世の歴史に必ず名を残す裁判である。 後世の日本人は、国民がマスメディアの大音響に阻まれて真実を知らされな かったことを嘆くことになる。 第二次大戦についての大本営発表と国民の関係と、小沢氏裁判についてのマ スメディア広報と国民の関係は極めて類似している。 第二次大戦下においても、真実を見抜いたごく少数の日本人がいた。しかし、 その声はほとんど一般国民の耳には届かなかった。 真実を見抜き、真実を伝えようとした日本人は存在したが、その多くは処刑 された。これは、現代にもあてはまる。 違いは、現代社会においては、ネットが情報空間の風穴になっていることだ。 野田佳彦氏の2009年7月14日、8月15日の演説は、インターネット を通じてまたたく間に国民の間に流布された。 http://www.youtube.com/watch?v=-3wVwe8a_8c&feature=player_embedded http://www.youtube.com/watch?v=y-oG4PEPeGo 岡田克也氏が「私たちの魂がこもったマニフェストは、制度を一から見直せ ば必ず実行できる」と確約した2009年8月11日の街頭演説もこれから一 気に流布されることになる。 http://nicoviewer.net/sm13731857 インターネットに風穴が開いているという事実は決定的に大きい。 権力者はいまも昔も変わらない。 巨悪の存在だ。 この巨悪を倒さねばならないのだが、その原動力を付与することになるのが、 インターネットの破壊力である。 「脱原発・反TPP・反消費増税」の旗を掲げた「主権者国民連合」は、これ… … …(記事全文5,825文字)
メルマガ版「植草一秀の『知られざる真実』」
植草一秀(政治経済学者)