北浜流一郎の逆転投資術！　
金泉銘柄で道は開らける
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２０１０年９月１０日号

おはようございます。
株式評論家の北浜流一郎です。

中国が日本の国債を１～７月で２・３兆円買い越しているとのこと。
それが円高要因になっていると問題になっています。
これまで中国の日本国債買いは、ドル安回避のための一時的な避難との見方がほとんどでした。
しかし７カ月にわたって買い越しているのは、そんな単純なものではないと見るべきです。

元に対して円が下げてしまわないよう、つまり円高にするために日本国債を買っている。こう見るのが自然です。
対日輸出を減らさないようにするための為替市場への利口な介入といえます。
円を直接買うと介入になるが、国債ならそうはならないからです。

この点、中国は頭が良いですね。もっと固く表現するなら、戦略的ということになります。
残念ながら日本には戦略がない。素で対応してしまうため、投機筋にすぐに足元を見られてしまいます。
それじゃ困るンですよね。

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