Foomii(フーミー)

天木直人のメールマガジン ― 反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説

天木直人(元外交官・作家)

天木直人

日本の政治の崩壊を見事に見せつけた朝まで生テレビ
無料記事

□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2018年11月10日第688号 ■   =============================================================        日本の政治の崩壊を見事に見せつけた朝まで生テレビ  =============================================================  今朝の4時半まで放映されたテレ朝の「朝まで生テレビ」を久しぶりに 見た私は、これこそ国民必見だと思って見終えた。  それはこの番組の内容を評価したからではない。  それどころか、何とも言えない絶望感を感じた後味の悪いものだった。  しかし、だからこそ、この番組は日本国民必見なのだ。  そこでは、今の日本が直面するトランプ再選後の米国とどう向き合うかという最も重要な問題が論じられていた。  そして、その問題について、主催者の田原総一朗も、そして田原総一朗が好んで登場させるおなじみの保守とリベラルの出演者たちは、この問題について真面目に議論していた。  しかし、誰一人としてこれからの日米関係をどうしたらいいか言いてる者はいなかった。  深刻な事は、日米関係が不平等、不合理であることを皆が共有しているにもかかわらず、そして再選後のトランプの米国が日本に対して無理難題を突きつけてくることを皆が想定しているにもかかわらず、誰も対米自立を主張しなかった事だ。  ただひとり、共産党の小池議員が、主権放棄した日米地位協定の見直しの必要性を訴え、それを評論家の佐高信が支持していたが、その小池議員すら、日米安保見直しとは一言も言っていないなどと、大勢に迎合する始末だ。  その小池議員は、野党共闘で一番重要な事は安保政策で一致する事だと言っておきながら、この点で一致していない事を公然と認めていた。  これは野党共闘が行き詰ってる事を認めたようなものだ。  それにもかかわらず野党共闘で政権交代は可能だなどと強弁する始末だ。  朝まで生テレビが教えてくれた事。  それは、この国の政治の崩壊であり、与党も野党も、安倍首相もそれに代わる指導者も、誰もが未曽有の歴史的転換期に、正しく対応できないまま、おしゃべりをくり返しているという、どうしようもない危機感の欠如だ。  いまこそ国民が憲法9条の下に立ち上がって、新党憲法9条を国是とする挙国一致内閣を政治家たちに迫っていく時だ。  それを教えてくれたという意味で、今朝の朝まで生テレビは国民必見の番組なのである。  事態は深刻である(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

今月発行済みのマガジン

ここ半年のバックナンバー

2024年のバックナンバー

2023年のバックナンバー

2022年のバックナンバー

2021年のバックナンバー

2020年のバックナンバー

2019年のバックナンバー

2018年のバックナンバー

2017年のバックナンバー

2016年のバックナンバー

2015年のバックナンバー

2014年のバックナンバー

2013年のバックナンバー

2012年のバックナンバー

2011年のバックナンバー

2010年のバックナンバー

2009年のバックナンバー

このマガジンを読んでいる人はこんな本をチェックしています

月途中からのご利用について

月途中からサービス利用を開始された場合も、その月に配信されたウェブマガジンのすべての記事を読むことができます。2024年5月19日に利用を開始した場合、2024年5月1日~19日に配信されたウェブマガジンが届きます。

利用開始月(今月/来月)について

利用開始月を選択することができます。「今月」を選択した場合、月の途中でもすぐに利用を開始することができます。「来月」を選択した場合、2024年6月1日から利用を開始することができます。

お支払方法

クレジットカード、銀行振込、コンビニ決済、ドコモケータイ払い、auかんたん決済をご利用いただけます。

クレジットカードでの購読の場合、次のカードブランドが利用できます。

VISA Master JCB AMEX

銀行振込では、振込先(弊社口座)は次の銀行になります。

銀行振込での購読の場合、振込先(弊社口座)は以下の銀行になります。

ゆうちょ銀行 楽天銀行

解約について

クレジットカード決済によるご利用の場合、解約申請をされるまで、継続してサービスをご利用いただくことができます。ご利用は月単位となり、解約申請をした月の末日にて解約となります。解約申請は、マイページからお申し込みください。

銀行振込、コンビニ決済等の前払いによるご利用の場合、お申し込みいただいた利用期間の最終日をもって解約となります。利用期間を延長することにより、継続してサービスを利用することができます。

購読する