Foomii(フーミー)

天木直人のメールマガジン ― 反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説

天木直人(元外交官・作家)

天木直人

トランプ大統領との会談は「建設的だった」と語った安倍首相
無料記事

□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2018年9月25日第655号 ■   ============================================================== トランプ大統領との会談は「建設的だった」と語った安倍首相  ==============================================================  安倍首相のどこが問題か。  それは頭が悪い事だ。  しかし頭が悪くても首相は務まる。  側近に優秀な者を集めて政策をつくらせたらいいからだ。  安倍首相の問題は、頭が悪い上に小心なところにある。  小心ゆえに失敗を恐れる。  そして失敗がばれる事をおそれる。  だからウソをついてしまうのだ。  きのうニューヨークで行われたトランプ大統領との会談をめぐる発言についてもまた安倍首相はウソをついた。  トランプ大統領と夕食を共にした安倍首相は、終了後ニューヨーク市内のホテルで記者団に語ったという。  「日米関係だけではなく国際社会の様々な問題について、率直に突っ込んだ意見交換ができた」と。  そこまではいい。  ウソではないだろう。  しかし懸案の日米通商問題について何と言ったか。  「大変建設的な議論が出来たと思っている」と。  そんなわけないだろう。  中国との貿易戦争を見るまでもなく、米国第一主義のトランプ大統領の要求は、国際ルールを無視した制裁一辺倒の理不尽な要求だ。  日本に対しても、既にトランプ大統領は公言している。  米国の要求を日本が知ったら、日米同盟は終わるかもしれない、と。  もはや日本国民だったら誰でも気づいているはずだ。  トランプ大統領の要求は厳しいものになると。  だから安倍首相は素直に語るべきだ。  トランプ大統領の要求は厳しいものだったが、国益を第一に首脳間の交渉で最善を尽くすと。  誰が日本の首相であっても、トランプ大統領が突きつけてくる要求は理不尽で、一方的だ。  そして誰が日本の首相であっても、トランプ大統領の米国と交渉する事は難しい。  だから、素直にそれを認めた上で、全力を尽くすと言えばいいのだ。  北方領土問題も拉致問題も対中外交もそうだ。  誰が首相であってもその解決は容易な事ではない。  それを認めた上で、国民に真実を語って、外交をすればいいだけの話だ。  それにもかかわらず、ウソでごまかそうとする。  安倍首相の最大の問題は、まさしく、その小心さゆえのごまかしである。  国民に対して不誠実なところだ。  それにしても、安倍首相の言葉をそのまま報道するだけで、真実を取材、報道しようとしないメディアもまた読者に対して不誠実だ。  メディアが安倍首相を助けている(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

今月発行済みのマガジン

ここ半年のバックナンバー

2024年のバックナンバー

2023年のバックナンバー

2022年のバックナンバー

2021年のバックナンバー

2020年のバックナンバー

2019年のバックナンバー

2018年のバックナンバー

2017年のバックナンバー

2016年のバックナンバー

2015年のバックナンバー

2014年のバックナンバー

2013年のバックナンバー

2012年のバックナンバー

2011年のバックナンバー

2010年のバックナンバー

2009年のバックナンバー

このマガジンを読んでいる人はこんな本をチェックしています

月途中からのご利用について

月途中からサービス利用を開始された場合も、その月に配信されたウェブマガジンのすべての記事を読むことができます。2024年4月19日に利用を開始した場合、2024年4月1日~19日に配信されたウェブマガジンが届きます。

利用開始月(今月/来月)について

利用開始月を選択することができます。「今月」を選択した場合、月の途中でもすぐに利用を開始することができます。「来月」を選択した場合、2024年5月1日から利用を開始することができます。

お支払方法

クレジットカード、銀行振込、コンビニ決済、ドコモケータイ払い、auかんたん決済をご利用いただけます。

クレジットカードでの購読の場合、次のカードブランドが利用できます。

VISA Master JCB AMEX

銀行振込では、振込先(弊社口座)は次の銀行になります。

銀行振込での購読の場合、振込先(弊社口座)は以下の銀行になります。

ゆうちょ銀行 楽天銀行

解約について

クレジットカード決済によるご利用の場合、解約申請をされるまで、継続してサービスをご利用いただくことができます。ご利用は月単位となり、解約申請をした月の末日にて解約となります。解約申請は、マイページからお申し込みください。

銀行振込、コンビニ決済等の前払いによるご利用の場合、お申し込みいただいた利用期間の最終日をもって解約となります。利用期間を延長することにより、継続してサービスを利用することができます。

購読する