Foomii(フーミー)

天木直人のメールマガジン ― 反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説

天木直人(元外交官・作家)

天木直人

消費税10%増税延期の正式発表は5月だと書いた産経新聞
無料記事

□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2016年3月28日第265号 ■   ==============================================================   消費税10%増税延期の正式発表は5月だと書いた産経新聞  ==============================================================  きょう3月28日の産経新聞は一面トップで大きく書いた。  安倍首相は消費税10%増税引き上げを見送る方針を固めたことが27日にわかったと。  5月26,27日に行われる伊勢志摩サミットの前後に正式に表明するとみられると。  もはや消費税増税の延期は誰もが認めているところであるが、ここまで断定的に書いたのはきょうの産経新聞がはじめてだ。  しかも、その正式表明がサミット前後の5月であると書いた。  これは衆院の単独解散、先行選挙ではなく、やはり7月の衆参同日選挙であるということだ。  これで決まりだ。  しかし、私が注目したのは、その記事の末尾にこう書かれていたところだ。  すなわち、その記事は次のようにしめくくっている。  「・・・10%引き上げと同時に導入される軽減税率制度では、税率が8%と10%の2つになり、仕入れた商品を税率ごとに区分けし税額を計算する必要がある。多くの中小・零細企業では、来年4月までに準備作業が間に合わない見通しだ。一定期間の増税延期で、飲食料品を扱う小売業者や外食産業などの事業者の混乱を最小限にする狙いもある」  これこそが増税延期の本当の理由なのである。  要するに間に合わなかったのである。  日本経済の事や国民生活のことなど二の次なのである。  安倍政権と財務省の対立どころか、安倍政権は財務省と見事に結託しているという事である。  財政再建を最優先する点では、安倍首相・菅官房長官も、財務省の立場に立つ麻生財務大臣も、対立どころか、見事に一致しているということである。  消費税10%増税延期は、あくまでも延期でしかない。  一時的に延期はしても、必ず行うということだ。  むしろ10%増税の後に、更なる増税すらあるということだ。  それを見事に教えてくれた産経新聞のスクープ記事である(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

今月発行済みのマガジン

ここ半年のバックナンバー

2024年のバックナンバー

2023年のバックナンバー

2022年のバックナンバー

2021年のバックナンバー

2020年のバックナンバー

2019年のバックナンバー

2018年のバックナンバー

2017年のバックナンバー

2016年のバックナンバー

2015年のバックナンバー

2014年のバックナンバー

2013年のバックナンバー

2012年のバックナンバー

2011年のバックナンバー

2010年のバックナンバー

2009年のバックナンバー

このマガジンを読んでいる人はこんな本をチェックしています

月途中からのご利用について

月途中からサービス利用を開始された場合も、その月に配信されたウェブマガジンのすべての記事を読むことができます。2024年10月19日に利用を開始した場合、2024年10月1日~19日に配信されたウェブマガジンが届きます。

利用開始月(今月/来月)について

利用開始月を選択することができます。「今月」を選択した場合、月の途中でもすぐに利用を開始することができます。「来月」を選択した場合、2024年11月1日から利用を開始することができます。

お支払方法

クレジットカード、銀行振込、コンビニ決済、d払い、auかんたん決済、ソフトバンクまとめて支払いをご利用いただけます。

クレジットカードでの購読の場合、次のカードブランドが利用できます。

VISA Master JCB AMEX

キャリア決済での購読の場合、次のサービスが利用できます。

docomo au softbank

銀行振込での購読の場合、振込先(弊社口座)は以下の銀行になります。

ゆうちょ銀行 楽天銀行

解約について

クレジットカード決済によるご利用の場合、解約申請をされるまで、継続してサービスをご利用いただくことができます。ご利用は月単位となり、解約申請をした月の末日にて解約となります。解約申請は、マイページからお申し込みください。

銀行振込、コンビニ決済等の前払いによるご利用の場合、お申し込みいただいた利用期間の最終日をもって解約となります。利用期間を延長することにより、継続してサービスを利用することができます。

購読する