□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2016年3月17日第235号 ■ ============================================================== 政策は二の次だった宜野湾市長選挙 ============================================================== これは宜野湾市長選挙に限った事ではない。 およそ選挙というものは政策は二の次である。 それを知った上で、それでも政策論争を続けなければいけない。 しかし、やはりこんな実態を知ると馬鹿らしくなる。 3月16日の日刊ゲンダイで森功というジャーナリストが「新政官業研究」というコラムで書いていた。 自民党関係者が語ってくれたと。 宜野湾市長選のポイントは二階さん(二階俊博自民党総務会長)だったと。 「地元の港湾土木業者や観光業者が二階さん(二階俊博総務会長)を支えている。二階さんは全国旅行業協会の会長でもあり、沖縄県支部のスカイツアーズ社長は二階さんの懐刀といわれている。今回は沖縄入りして選挙の激励をしたようです」と。 実兄が実兄が大米建設という沖縄県内屈指のゼネコンを経営している下地(おおさか維新の会の下地幹郎)氏の「下地票は1000票といわれますが、宜野湾市長選は2万7668票対2万1811票だから、1000票は大きい」 この下地票を動かしたのは二階俊博だったと。 これが選挙である。 海兵隊は抑止力にならないとか、辺野古基地は日本の防衛のためのものではない、といった政策論を唱えることが馬鹿らしくなる選挙の現実である。 それでも我々ができることは政策論を唱えるしかないのである(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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天木直人(元外交官・作家)