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　　　　　　　　　　　　年3000冊読破の読書王！
                   中島孝志の読む！通勤快読 宅配便


                            2016年8月24日


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　「転機になったのは、在学中に母を亡くした経験です。病床で生きることの意味は何なのかを徹底的に考え抜きました」

　大学院を終えるといくつかの大学で非常勤講師を勤めました。古代ギリシア語の非常勤講師として週一度、奈良女子大学に通っていた時、オーストラリアの精神科医アルフレッド・アドラーの「個人心理学」に出会い、カウンセラーの資格まで取ったわけですね。

　「何ごともなければ、ずっと生涯、ギリシア語講師として勤め上げたはずなのに、医院にカウンセラーとして勤務したのです」

　入院したり、一時的にでも働けなくなると一日でも早く退院したいと思います。でなければ、生活できないからですね。収入減を考えて保険をかける人もいますしね。年金問題に大きな関心があるのは生活のため、生きるためです。

　病気や高齢のために働けない人を「生きていてはいけない」と非難する人もいます。また、「延命装置なんかしてもらわなくてもいい」と強気の人もいます。

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…（記事全文2,307文字）