━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 年3000冊読破の読書王! 中島孝志の読む!通勤快読 宅配便 2015年7月28日 ウェブで読む:http://foomii.com/00080/2015072800000027790 EPUBダウンロード:http://foomii.com/00080-28443.epub ─────────────────────────────────── 稀代の民俗学者・柳田国男の著作のなかでも隠れた名著といわれ、小林秀雄も度々取り上げている口承自伝『故郷七十年』。いまは手に入りづらい同書から、読みやすく面白い話をより抜き、手に取りやすいボリュームに再編集して復刊します・・・という宣伝文句。 これに誘われたわけではありません。アマゾンのユーズドに出品してたようで、売れたんですね。で、調べたら、まだ「通勤快読」で紹介してなかったようなので、これは大変、とこのたびご紹介することにします。 「私の家は日本一小さい家だ、という運命から、私の民俗学への志も源を発した。食糧が欠乏した場合の調整は死以外にない。日本の人口を遡って考えると、西南戦争の頃まではおよそ3000万人。人工妊娠中絶方式ではなく、もっと露骨な方式 。私自身もその惨事にあった経験がある」 ま、早い話が「間引き」というヤツですね。徳川幕府が260年間続いたのも、この間引きを暗黙の了解で認めていたからでしょうね。生産がそんなに伸びないのに人口が増えたら、結局、餓死するしかありませんもの。 本書には載ってませんが、日本の人口を調査したのはあの有名な「庚午年籍」ですよ。天智天皇のときですね。太閤秀吉がしたのは人口調査ではなく検地。つまり、収穫量リサーチのための土地のチェックでした。… … …(記事全文2,463文字)
ほぼ毎日配信!年3000冊読破の読書王・中島孝志の読む!見る!通勤快読宅配便
中島孝志(作家・コンサルタント etc)