━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 「植草一秀の『知られざる真実』」 2012/05/07 サルコジ敗北・ギリシャ与党惨敗評価の正当な目線 第221号 ──────────────────────────────────── 「為せば成る 為せねば成らぬ 何事も 成らぬは 人の 為さざるなりけり」 主権者国民と米官業政電利権複合体の死闘が続いている。 2009年9月に政権交代が実現した。 主権者国民の主権者国民による主権者国民のための政権を樹立しようとの考 え方に沿った政権交代であった。 しかし、利権複合体の抵抗はすさまじかった。 利権複合体は、警察・検察・裁判所制度、財務省、法務省、そして裁判所が 一体となって反撃に臨み、主権者国民政権は2010年6月政変で利権複合体 勢力に乗っ取られてしまった。 これをもう一度逆転し、主権者国民勢力が権力を奪還しなければならない。 そのための市民の活動が強く求められている。 民主党の党員、サポーター登録の2012年締め切りが迫っている。 私が市民にサポーター登録、党員登録を呼び掛けているのは、主権者国民政 権の樹立に向けて、私たちに可能な行動を積極的に取ってゆくべきだとの考え に基づいている。 民主党執行部が代表選に際して不正を行えば、これらの党員、サポーター登 録が意味をなさないとの意見も聞かれる。 しかし、そのような姿勢で、可能性を自ら閉じてしまったのでは、未来を切 り拓くことは難しくなってしまう。 民主党代表選が仮に不正なく実施されるとしたときに、多数の市民が党員、 サポーター登録をしておかなければ、適正な人物を新代表に選出することはで きなくなる。 党員、サポーター登録は、望ましい政治を実現するための十分条件ではない けれども、仮に正当な選挙が実施されるのなら、適正な人物を新代表に選出す るための必要条件にはなる。 この登録さえ行わなければ、仮に正当な選挙が実施される場合でも、適正な 人物を選出する機会を見逃すことになる。… … …(記事全文5,873文字)
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植草一秀(政治経済学者)