━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 「植草一秀の『知られざる真実』」 2012/04/21 財政再建を遅らせている元凶は財務省である 第205号 ──────────────────────────────────── 昨日、4月20日夕刻、文京シビックセンターで、 「ストップ!権力の暴走 国民大集会」 が開催された。 会場には1200名を超す市民が参加され、登壇者の有益かつ力溢れる発言 の数々に、会場は最高潮の盛り上がりを示した。 政治権力による民主主義への恐るべき弾圧が続いているが、私たちは4月2 6日を新しい一つの転換点と捉え、日本の民主主義を再構築するために、新し い闘いを展開してゆかなければならない。 昨日の国民大集会は、この意味で、極めて意味のある、重要なイベントにな った。 検察審査会制度を悪用して、検察当局が犯罪を実行して小沢一郎氏を起訴に 誘導したことが明るみに出された。 日本の歴史上、最悪の検察による巨大犯罪である。 検察当局は、田代政弘検事を不起訴にする方針をリークし始めたが、このよ うな巨悪を見逃して良いはずがない。 検察は検察審査会に対して、小沢氏を不起訴にした理由を説明する立場にあ る。ところが、実際に検察が取った対応は、小沢氏を起訴する理由を書き並べ た捜査報告書を検察審査会に提出するというものだった。 その一端が、田代政弘検事作成の捜査報告書であるが、これは、検察による 小沢氏起訴誘導工作の一端にすぎないものである。 この点について検察が、「田代検事は小沢氏を意図的に起訴に誘導したとは… … …(記事全文5,613文字)
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植草一秀(政治経済学者)