━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 「植草一秀の『知られざる真実』」 2012/01/19 金で命買うことに疑問を持たぬ原発推進者の品格 第111号 ──────────────────────────────────── 「天下り根絶なき消費増税粉砕」 野田佳彦氏の暴走に「待った!」をかける勇猛果敢な民主党代議士がいる。 この議員が街頭で堂々と正論を述べる。 2009年の夏、あの決戦の総選挙に際して、大阪府第16区森山浩行候補 の応援演説での主張だ。 マニフェストにはルールがある。 書いたことは命懸けで実行する。 書いてないことはやらない。 消費税5%は12兆5000億円。これにシロアリがたかる構図がある。 2万5000人の国家公務員が4500の天下り法人に天下りし、12兆1 000億円の血税が注がれている。 消費税5%分の税金に、天下り法人がぶら下がっている。シロアリがたかっ ている。 消費税の税収が二十兆円になるなら、そこにまた、シロアリがたかる。 鳩山さんが四年間消費税を引き上げないと言った最大の理由がここにある。 シロアリを退治して、天下り法人をなくして、天下りをなくす。 そこから始めなければ、消費税を引き上げる話はおかしい。 まさにその通りだ。 消費税論議の前提は、議員定数でも、公務員給与でも、議員歳費でも、特別 会計でも、独立行政法人でもない。 天下りとわたりの根絶。税金に群がるシロアリの駆除。ここにある。 議員定数や、2年限りの議員歳費削減などに国民は決して騙されなてはなら… … …(記事全文5,128文字)
メルマガ版「植草一秀の『知られざる真実』」
植草一秀(政治経済学者)