━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 渡邉哲也の今世界で何が起きているのか 2011/11/07 第40回 ギリシャ政権崩壊 国際合意は受け入れ見込み 何も決まらないG20 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ まずはギリシャ問題、自国救済をめぐる国民投票を行うとしたことで大混乱したギリシ ャであるが、パパンドレウ首相の辞任と総選挙を行うことを条件に、国際社会からの支援 を受け入れることで合意した。これで、ギリシャのデフォルトリスクは一時的に緩和され ることになる模様 週末G20が開かれたが、大きな合意は何もなく、期待されていた欧州支援への言及や具 体的対応は盛り込まれなかった。各国は、欧州の問題は欧州が主体となって解決に当たる というこれまでの姿勢を崩しておらず、その他に関しても先送り感の強いものとなった。 米金融機関の業績悪化が顕著化、先週は米金融機関の決算集中週となっていた。各金融… … …(記事全文7,840文字)
渡邉哲也の今世界で何が起きているのか
渡邉哲也(作家・経済評論家)