□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2018年05月08日(火)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== 原油とは対象的な天然ゴム相場、需要の伸び鈍く生産国の介入もピント外れか =================================== <上海主導の自律反発局面> 東京商品取引所(TOCOM)の天然ゴム先物相場は、3月26日の1㎏=173.30円をボトムに190円台前半まで値上がりする展開になっている。4月下旬の為替相場が円安方向に振れたこと、上海ゴム相場が下げ一服状態になっていることを手掛かりに、1月16日の216.30円をピークとした急落地合に対する修正高局面になっている。 3月26日以降の値動きをみてみると、東京ゴムは最大で12.5%の上昇率だが、ドル/円相場は同5.2%の円安、上海期貨交易所のゴム先物相場は同10.1%の上昇率であり、上海ゴム相場の自立反発局面と円安局面が重なったことが東京ゴム相場を押し上げたが、基本的には上海ゴム相場と連動した値動きであることが確認できる。… … …(記事全文3,739文字)
小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~
小菅努(商品アナリスト/マーケットエッジ代表)