□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2015年08月31日(月)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。週末にはジャクソンホールで毎年恒例の経済シンポジウムが開催されましたが、米金融政策環境について当局者がどのように考えているのか、多くの情報が得られています。今回は、フィッシャーFRB副議長の発言を中心に、当局者の注目しておきたい発言をピックアップして解説します。また、リスクオフ環境が収束に向かった際の現時点でのターゲット価格などについても、検証を行います。現在の金価格に加算されているリスクプレミアムの試算になります。 =================================== 8月の世界同時株安が米金融政策見通しに及ぼした影響は限定的か =================================== <動けるはずがなかったフィッシャーFRB副議長> 8月27日から29日までの3日間にわたって、米ワイオミング州ジャクソンホールにおいて、カンザス連銀主催の経済シンポジウムが開催された。この会議には毎年、世界の中央銀行首脳や高名なエコノミストなどが集まり講演や論争などが行われることに加えて、普段はめったにメディアに出演しない中央銀行家(セントラル・バンカー)も積極的に取材対応を行う傾向にあるため、市場関係者の間では極めて注目度の高いイベントになっている。… … …(記事全文4,452文字)
小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~
小菅努(商品アナリスト/マーケットエッジ代表)