□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2015年2月13日第133号 ■ ============================================================== イスラム国との戦いから逃げた意気地なし安倍首相を歓迎する ============================================================== 安倍首相の施政方針演説で私が注目した最大の箇所は、イスラム国との戦いについてどう言及するかだった。 そして驚いた。 首相は演説で何も触れなかったのだ。 確かに演説の冒頭で、テロを非難し、屈することはないと言った。 テロと戦う国際社会において日本は責任を果たす、人道援助を続ける、と述べた。 しかし、これは演説の中身ではなく、冒頭のあいさつのようなものだ。 目新しいものは何もない。 新聞社の中にはこの冒頭部分を施政方針演説とみなさずに略したところもあったほどだ。 そう思っていたら、2月18日からワシントンで始まるテロ対策国際会議の代表を中山泰秀外務副大臣とすると各紙が一斉に報じた。 人質事件で無能をさらし、メディに散々叩かれ、途中で更迭しようとした人物を派遣するというのだ。 その理由がふるっている。 国会審議が始まるから岸田外相を派遣できないという。 テロ最優先といって、大した用でもないの頻繁に国会を抜け出しておきながら、この重要な国際会議に外相を派遣しないとはお笑いだ。 野党も文句は言わないといっているの都合のいい時は国会優先という。 安倍首相は明らかに逃げている。 そうなのだ。 これ以上有志連合にかかわっていくと大変なことになると、安倍首相は気づき始めたのだ。 威勢のいい言葉とは裏腹に安倍首相は臆病な腰抜けだ。 しかし、私はそのような意気地なしの安倍首相を歓迎する。 テロとの戦いには、逃げるが勝ちなのである(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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