□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2015年2月12日第130号 ■ ============================================================== 長島昭久と辻元清美が同居する民主党安全保障総合調査会の冗談 ============================================================== きょう2月12日の読売新聞が皮肉気に書いていた。 岡田民主党が12日に岡田体制になってはじめての安全保障総合調査会の役員会なるものを開き、民主党の安全保障政策について本格的に議論を進めると。 しかし、その調査会の役員には対立する保守とリベラルが双方が選任されており意見集約ができるか試金石になりそうだと。 そこでいう保守とリベラルとは長島昭久と辻元清美のことだ。 ともに副会長である。 これまでの私なら、この矛盾はどうだと目くじら立てて批判しただろう。 しかしいまは違う。 笑い話だ、まともに取り上げる読売が馬鹿だと一蹴する。 民主党には安全保障政策に関してリベラルなどもはや存在しない。 平和、護憲を叫ぶ辻元清美に安保政策などありはしない。 会長の北沢俊美元防衛相や幹事長の福山哲郎などは安保政策でどこがリベラルか。 読売新聞はこう書いている。 岡田代表に近い幹部は「左右のバランスが取れた人事だ」と強調していると。 これに対し、旧社会党グループの議員からは「福山、辻元両氏が北沢会長をサポートし、保守系の長島氏らを抑える構図だ」と理解を示していると。 一方、保守系議員からは、「岡田代表は集団的自衛権行使に反対の立場で意見集約したいのではないか」と警戒する声があがっていると。 いずれも、とんだピント外れだ。 民主党の存在自体がもはや第二安倍自民党である。 ここまで安倍首相が改憲の突き進み、日本が戦後最大の岐路に差し掛かっている時に、野党第一党がこれでは話にならない。 民主党の責任は計り知れないほど大きい(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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