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天木直人のメールマガジン ― 反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説

天木直人(元外交官・作家)

天木直人

読者からの投稿を共有したいーマハティール元首相の言葉
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□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2012年5月23日号外 ■   ==============================================================   読者からの投稿を共有したいーマハティール元首相の言葉  ==============================================================  5月19日のメルマガ第395号でマハティール元首相の言葉を紹介 した。  さっそく読者の一人から情報提供を頂いた。  私がこのメルマガで幾度となくマハティール元首相の言葉を引用して 彼の政治家としての偉大さを称賛している事を知っている読者の一人が、 このインタビュー記事でもマハティール元首相は素晴らしい事を語って いると教えてくれたのだ。  確かに素晴らしい。  インタビューが掲載されているネットマガジンのサイトとともに、 その読者がまとめてくれたインタビュー要旨を以下の通り紹介させて いただきたい。  読者からの有益な投稿に接するたびにそれをこまめに紹介して共有する。  そうする事によって一つのメディアをつくりあげていけば素晴らしい ことだと思っている。  皆の協力と私にその気があれば、それが出来ない事はないと思っている。  以下引用開始    世界中に完璧なリーダーなど存在しない。  政治家が短期間で代われば官僚の思う壺。  いまの日本に消費増税は逆効果。  日本に必要なのは研究開発投資。  日本はいつまで米国の価値観を一方的に受け入れるのか。  プラザ合意で円は大幅に切り上げられた。その結果、順調な成長を 続けていた日本経済は一気に不況になってしまった。  当事、問題は米国にあったはずだ。なのに日本は円を切り上げて米国を 助けることに同意した。あのとき米国に自分の通貨を切り下げさせるべき だったのだ。日本が通貨を切り上げる必要はなかった。  円高は日本だけでなく発展途上国にも悪い影響を及ぼす。  欧米諸国は自分たちが貧乏になったことを理解していない。  日本の投資はアジアに向かい、中国は内陸に向かう。  東南アジアへの投資はウエルカムだ。東南アジアはまだまだ外国から の直接投資を必要としている。  しかし、日本にとっては日本からお金が逃げ出しているという認識は 必要だ。  中国が嫌だから東南アジアに移るのはいい。でも日本の労働者にとって は良くないのは同じこと。  日本の立場に立って考えるとき、日本はドイツをもっとモデルにすべき だと思う。ドイツは誰にでも作れるようなローエンドの製品で競争しよう とはしない。例えば自動車でも、ハイエンドの製品に特化している。 しかし、日本は相変わらずマスマーケットを追い続けている。日本には せっかく高い技術がありながら、高い利益をもたらしてくれる市場では ないところで勝負し続けている。  日本に原発はいらない。核のゴミ問題を解決できた国はひとつもない。  日本はなぜ豊かな水資源を有効活用しないのか。  軍備を拡大しても何の解決にもならない。  マレーシアもかつて米国から軍事力増強の圧力を受けた。しかし、私は 全くそうは思っていない。だから断った。  今日ある国が(第2次世界大戦のような)戦争を起こすことは不可能だ。 戦争である国を征服することはできるかもしれないが、その国を支配し 続けることはできない。それが歴史の教えだ。                            引用終わり  是非とも以下のサイトでマハティール元首相のインタビュー記事の全文 を読む事をお勧めする。  このような指導者が日本に現れて来ない事を残念に思う。  http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/35247  おしらせ   ■天木×植草リアルタイム時事対談(第5回) http://foomii.com/files/interview/nightlive2012/ ●出演:天木直人(元外交官)、植草一秀(政治経済学者) ●配信日時:2012年5月26日(土曜日)       19時00分~20時30分放送予定  今回のテーマは小沢裁判の無罪判決とその後の控訴の持つ意味。 そして小沢氏の復権はあるのか。あるとすればその最善のシナリオは 何かを、二人が持つ情報と、その考えについて思う存分に語ります。  その他にも最近の国内、国際情勢について時間の許す限り語ります。  有料メールマガジン読者は「リアルタイム時事対談」生配信を無 料で視聴いただけます。  視聴方法につきましては、26日当日に有料メールマガジンで案内 されます。  アーカイブ動画配信につきましては、後日、動画配信記事として 有料(315円)で販売予定です。    ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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