□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2012年5月1日第345号 ■ ========================================================= 米国の虎の威を借りて原発再稼動をもくろむ野田首相 ======================================================== 私はきのう(4月30日)のメルマガ第343号で書いた。 今回の野田首相の訪米は史上最低の米国公式訪問になると。 下がり続ける支持率低下で弱体の極みにある自らを米国に助けて もらうために行なう訪米であると。 だから何もかも米国の言いなりになる訪米だと。 連日そのとおりの報道が続いている。 しかしその報道のクライマックスはあす(5月2日)の朝刊各紙 で飾られる。 オバマ・野田首脳会談を経て共同声明が発表されるのはきょう 未明である。 だからきょうの朝刊には間に合わなかったからだ。 しかし明日の朝刊は読まなくてもわかる。 米軍再編計画見直し合意と中国包囲網強化の二本柱による日米同盟 の強化が謳われることになる。 その事によって野田首相が壊れかけた日米同盟をなんとかつなぎ とめたと評価される。 きょう(5月1日)の読売新聞などは待ちきれず、アーミテージ 元国務副長官の言葉を借りて次のように書いている。 「一に中曽根、二に小泉。その二人に野田は匹敵する」 悪い冗談のような言葉だ。 しかし、このメルマガで私が書きたいことはそのような誰もが書く 野田訪米の「公式評価」ではない。 東京新聞がただひとり指摘したもう一つの訪米の姿である。 きょう5月1日の東京新聞は一面トップで次のように報じている。 すなわち今度の日米共同声明で発表される一つに民生用原子力 エネルギーに関する二国間委員会の設置の合意がある。 これは野田首相が目指す原発再稼動方針を加速させるものだ、と。 原発再稼動に向けて原子力大国である米国のお墨付きを得ること で、日本国内の反対論を抑えつけようとするのだ、と。 脱原発を唱える東京新聞ならではの鋭いスクープ記事である。 野田首相はどこまでも卑劣な男だ。 政権浮揚のために訪米を使うだけではない。 虎の威を借りて国民の大多数が反対する原発再稼動を強引に進め ようとしているのである。 このような悪知恵を働かすのは経済産業省の官僚である。 対米従属ここに極まれりである。 官僚の言うままに政策を進める官僚支配ここに極まれりである。 了 ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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