□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2011年4月5日発行 第237号 ■ ================================================================== イスラエルに関する最近の記事から(その1) ================================================================== レバノン大使を最後に志半ばで外務省を去らねばならなかった 私にとって、中東情勢の安定は終生のテーマである。 そして私にとっての中東情勢の安定とは、中東紛争の平和的解決 であり、その鍵を一方的に握るイスラエルの非道さを正す事である。 だから大震災のニュースでその他のすべての報道がかすんで しまっても中東情勢を報じるニュースからは目が離せない。 イスラエルの動向に関する最近の記事から、とくに私が注目した ニュースを2回に分けて書いてみたい。 その一つは情報月刊誌「選択」4月号に見つけたイスラエルが リビアのカダフィ政権を極秘裏に支援していたという記事だ。 その記事の要旨は次の如くだ。 「・・・ 米英仏はNATO加盟国とともにリビアに対する武力 攻撃に踏み切ったが水面下で「同盟国」の裏切りが行なわれている。 ただしそれはNATO加盟国ではない。イスラエルだ。 イスラエルはカダフィ政権を防衛するため民間会社を使って アフリカ人の傭兵をリビアに派遣している。 イスラエルのリビア支援は今回が初めてではない。イスラエルは カダフィ政権が実権を握った1960年代末から極秘裏に関係を築き、 武器製造技術の供与や核開発協力までしてきた。 モサドもリビアの特務機関と密接な関係を有し、リビアを北アフリカ における秘密活動の拠点にしてきた。 その長年のカダフィ大佐との同盟関係からくるアフリカ傭兵派遣だ。 このようなイスラエルのカダフィ政権支援は、人道的見地から カダフィ政権を見放した米国との間に深刻な対立を生じさせている。 しかし米国とイスラエルの調整は難航したままだ・・・」 私はこの記事には信憑性があと思っている。 イスラエルにとっては自国の安全保障がすべてに優先される。 そのためには人権や人道的見地からの配慮など一切ない。 イスラエルの安全保障のためには米国との対立も辞さない。 イスラエルと対立してなお自らの立場を貫いたのは米国の大統領は スエズ動乱の際の米仏イスラエルの軍事行動に反対してその意思を 飲ませたアイゼンハワー大統領だけだと言われている。 イスラエルの非道を抑える事はオバマ大統領ではとても無理だ。 カダフィは一刻も早く打倒されなければならないと思う。 一つでも多くのアラブの国が民主化されることこそ中東和平 実現の王道である。 了

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