… … …(記事全文13,846文字)こんにちは、吉野愛です。
草木の新芽が萌え出ずる頃となりました。皆さまお健やかにお過ごしでしょうか。
3月5日にヴィクトリア・ヌーランド国務次官が退任すると報道されました。彼女の父方の祖父はロシアから移民したユダヤ人です。彼女が50億ドルをウクライナの民主主義支援(クーデター)の為に資金援助した話は有名で、プーチンのインタビューにも出てきます。また、彼女は国連によるウクライナへの介入を支援し、彼女の意にそぐわないEUを「f●ck EU(EUなんか、くそくらえ)」と侮蔑する発⾔をした話も有名ですね。彼女はオバマ政権時代、ヒラリー・クリントン国務長官の公式代弁者でした。
冷戦終結、ソ連崩壊の裏で結ばれた同意書には、アメリカはロシアとウクライナの間には干渉しないということも含まれていました。その同意を破ったのはその後のアメリカ政権です。
今週も、元FOXニュースのアンカーであったタッカー・カールソン氏のプーチン大統領へのインタビューの解説になります。ちなみにプーチン氏がインタビューに応じる条件として「インタビューを編集しない」ことだったようです。今回のメルマガでは『対立を引き起こした理由』から『ノルド・ストリームのパイプライン爆発』までのインタビュー内容を解説します。このシリーズもあと2回で終了すると思います。よろしくお願い致します。● 何がこの対立を引き起こしたのか(48:25~1:02:36)
● 平和的解決(1:02:37~1:11:32)
● ノルド・ストリームのパイプラインを爆破したのは誰か(1:11:33~1:16:11)
未来への羅針盤
吉野愛(文筆家、国際政治研究者)