… … …(記事全文4,893文字)こんにちは、吉野愛です。
新たな知識を身につける時、人間の脳は興味のあることを覚えやすくし、記憶に残りやすくなります。毎日大量のデータを受け取る脳にとっても、そのほうがキャパオーバーにならないからです。また、興味のあることや好きなことに対して脳波の一種であるシータ波が出るため、それが神経細胞の増加や記憶力アップにつながるそうです。
ですから物事に興味を持てば持つほど、より少ない反復力で記憶が強化されます。さらに、興味のあることや有利になることは、知らず知らずのうちに何度も見たり読んだり体験したりと、無意識に反復をしているのです。
つまり脳が無意識のうちに、自分にとって「価値のあるもの」と「価値のないもの」を振り分けしていることになります。
目次
● 時を「時間」に区切る
● 1213年の条約
● 国際的な暦法となったグレゴリオ暦
● BRICS加盟を見送ったアルゼンチン
未来への羅針盤
吉野愛(文筆家、国際政治研究者)