元ファンドマネージャー近藤駿介の現場感覚
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遅行指数となった物価指標 ~「behind the curve」か「over kill」か

元ファンドマネージャー近藤駿介の現場感覚

発行者:近藤駿介(元ファンドマネージャー/合同会社アナザーステージCEO) 価格:1,550円/月(税込)

 

2018/05/07 00:49 配信の記事

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               元ファンドマネージャー近藤駿介の現場感覚

               2018/05/07 号

  遅行指数となった物価指標 ~「behind the curve」か「over kill」か

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南北首脳会談が行われた4月27日から4日続落し、好材料を織り込んでしまったかに見えたNY株式市場だったが、先週末にアップルの好決算を材料に大幅反発を見せた。

5月中にも開催される予定である米朝首脳会談は、開催日時と場所が近日中に発表される見通しであることや、北朝鮮で拘束されている3人の米国人が平壌に移され解放間近との期待が高まるなど、順調に進んでいる気配が見えている。こうした動きは、当初リスクとされていた米朝首脳会談が実現するかということ自体のリスクは大きく低下させる一方、その裏返しとして米朝首脳会談が開催されないことを大きなリスク(テールリスク)にするものである。

米朝首脳会談という大きな政治イベントの陰に隠れてしまっている米国経済状況は、依然として方向感が定まらない。一時3%に乗せた10年国債利回りも、2.9%台半ばでの動きに転じて来ている。

そうした中、4月30日にはFRBの金融政策に影響を持つと言われているPCEデフレーターが発表された。結果は前年比で2.0%上昇、コアデフレーターが同1.9%上昇と、FRBの物価目標である2.0%に近付いて来た。これを受けて2日のFOMC声明ではこれまで「引き続き2%を下回っている」としていた物価について「2%に近づいてきた」と一歩踏み込んだ形になった。

蛇足になるが、日米欧の中央銀行が掲げる物価目標値は表面的に「2%」で同じだが、その定義は若干異なっている。

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プロフィール

近藤駿介

元ファンドマネージャー/合同会社アナザーステージCEO
近藤駿介

1957年東京生まれ。私立武蔵中学・高校から早稲田大学理工学部土木工学科卒業。

ゼネコンで都市トンネル技術者として5年、社長室で2年弱企画営業を経験したのち資産運用業界に転身。その後20年以上に渡り、野村アセットを始め資産運用会社、銀行で株式、債券、デリバティブ、ベンチャー投資、不動産関連投資等様々な運用を経験。

運用業務に携わる一方、野村総合研究所投資調査部への出向経験を活かし、評論家、ストラテジストとしても活動。「週刊ダイヤモンド」「東洋経済」など経済誌向け執筆活動の他、経済同友会、日本証券業協会を始め、上場会社の経営会議や社員研修等で様々な講演活動を行う。

ストラテジストとして日経金融新聞(当時)「人気エコノミスト ランキング」にランクインを果したほか、本業のファンドマネージャーとしても担当ファンドが東洋経済の年間運用成績第2位に選出される。さらに、運用責任者として日本初の上場投資信託(ETF)である「日経300上場投信」の設定・上場を成功させたほか、投資信託業界初のビジネスモデル特許出願を果たす。