□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2014年01月31日(金)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。ブラジル通貨レアルが軟化する中、同国で生産される砂糖とコーヒー相場が対照的な値動きを見せています。両市場の最新の需給見通しを確認しつつ、現在の砂糖とコーヒー相場を動かしている論理、更には今後の相場見通しを検証します(4,556文字)。 =================================== レアル安環境において下落する砂糖相場、上昇するコーヒー相場 =================================== <新興国通貨安とコモディティ市況> 世界の金融市場が不安定化する中、新興国の通貨が循環物色気味の売り圧力に晒されている。 アルゼンチン、トルコ、インド、インドネシアなど日替わりで投機売りの中心となる国・地域は変わっており、「次に何が売られるのか分からない」との不安心理から、投資家マインドは著しく萎縮している。安定成長局面に入った先進国主導で、幾度となく危機に終止符を打とうとする動きも見られる。しかし、これまで膨大な緩和マネーの供給によって隠されていた新興国の政策運営の「ミス(失敗)」が、緩和マネーの縮小開始というマネーフローの変化を受けて衆目の前に焙り出される中、リスクオンの地合への回帰は見送られている。この世の春を謳歌してきた新興国は、先進国の景気を傷付ける前にこの課題を解消する必要があり、マーケットでは、まずはリスク資産から安全資産に資金を移して様子を見たいと考えている向きが増えている。… … …(記事全文5,474文字)
